うさぎには、大きいものや、毛むくじゃらのものなど、色んな種類がいますが、超耳が長いうさぎは知っているでしょうか。
「うさぎは普通に耳が長いんじゃない?」
と思うでしょうが、他の品種とは比べようもないほど長いのです。
この品種は、「イングリッシュロップ」。
どんなうさぎなのか紹介します。
イングリッシュロップとは?
イングリッシュロップは、英語で「English lop」。
「lop」は「垂れる」という意味です。他に、「ホーランドロップ」という品種のうさぎがいますが、耳が垂れています。
イングリッシュロップも耳が垂れています。というか、大きすぎるので自然に垂れてしまうのです。
「イングリッシュ」は「イギリスの」という意味。
イギリス原産のうさぎです。意外と昔からいるうさぎで、ホーランドロップなどロップ系の元となった品種です。
では、耳の長さはどれくらいかというと、70cmです。他の品種のうさぎですと、せいぜい15cmほどです。
4~5倍あるほどの、超耳の長いうさぎなのです。
耳が長いので、自然に床についてしまうほどです。
なぜ、こんなに耳の長いうさぎになってしまったのかですが、耳は音を聞くだけでなく、体温調節する役割もあります。
おそらく、気温の高い地域にいて、放熱する役割として耳が大きくなったのだと思われます。
さらに、人間が品種改良した結果でもあります。人間が大きくなるよう交配させていったことが考えられます。
ギネスブックに登録されている長さは79cmのイングリッシュロップですよ。
体の特徴・性格
耳が長いだけあって、体も大きめのうさぎです。体重は4㎏~5㎏ぐらいです。
どれくらい大きいかというと、ペットショップでなじみのあるネザーランドドワーフは、だいたい1㎏程度。
重さでいうと4倍ぐらいあります。大きいですよね。
というか、逆にペットとして販売されているうさぎは小さい品種を選んでいる、という一面もあります。
うさぎは、4㎏~5㎏の品種は割と多いです。
家で、大きいうさぎを飼うよりは、やはり小さめの方が人気ということで、ネザーランドドワーフのような小さなうさぎがよく販売されているのでしょう。
イングリッシュロップの性格はというと、おとなしくて人なつこいです。歴史的に人と過ごす時間が多かった品種のせいなのか、人によく慣れるのです。
〇イングリッシュロップの動画(音がでます)
日本で飼えるの?
日本でも飼えますよ。販売しているショップは限定されますが、買えないことはありません。珍しい品種なので、7万~10万円ほどにはなります。
飼う場合は、これだけ耳が長いと、耳の管理に注意しなければなりません。
というのも、常に耳が床についた状態です。障害物があれば、耳に傷がついてしまいます。ゲージ内、室内とも床材には気をつける必要があります。
また爪が長いと自分で、耳を傷つけることもあるので、爪の管理も十分必要です。
そして、体温調節を行っているのも耳。蒸れてうまく放熱できない場合があるので、室内の温度にも他の品種以上に気を配らなければいけません。
また、先ほども触れましたが体は大きいです。中型から大型のゲージが必要になりますよ。
まとめ
超耳が長いうさぎ、イングリッシュロップを紹介しました。
うさぎは耳は長いものですが、これは驚きの長さですね。性格は、おとなしくて、人なつこいですよ。
一度みてみたいうさぎですね。(おわり)