うさぎのストレスサインは?兆候の見分け方について

「うさぎはストレスに弱い」

ということが一般的によく言われています。

ストレスをかけないように育てるのは分かるけども、どのような状態がストレスなのか分かりにくいですよね。

ここではサイン・兆候はどうやって見分ければいいのか紹介します。

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うさぎのストレスサインは?

「うさぎはストレスに弱いから気をつけてください」

「抱っこはストレスになる」

なんて飼育本や色んなサイトに書いてありますが、そのストレス状態になったうさぎとは、どのような状態なのか良く分かりませんよね。

ストレスサインは、大きく二つに分ければ、

  • 元気がなくなる
  • 問題行動を起こす

この二つになります。

 

元気がなくなるということは、病気にもかかりやすくなります。

というのも、免疫力が低下するから。

人間もストレスが溜まると活力が低下して、風邪などの病気にかかりやすくなります。また、食欲がなくなったりしますね。

これがうさぎにもあてはまるということです。

 

うさぎの場合は元気がなく食欲がない、便や尿が少なくなるといった症状がみられることがあります。

消化管の働きが弱まった「胃腸うっ滞」といわれる症状。

胃腸うっ滞が疑われる状態なら、動物病院に相談し受診が必要です。

免疫力が低下しているということですから、その他の病気にもかかりやすくなります。

 

二番目の問題行動ですが、

  • 人に対して噛むようになった
  • おしっこスプレーがひどくなった
  • お皿をひっくり返すようになった

問題行動はこの他にもありますが、「~するようになった」と以前からの変化が重要です。

というのも、うさぎにはかじる・噛むという本能がありますから、例えコードをかじっていたとしても本能でかじっています。

以前にはなかった行動で問題行動がみられるようになったら、どこかストレスを感じているのではないかという判断材料になります。

 

また、行動としては、

  • スタンピング(足ダン)をする
  • 「キー」「ブー」と鳴く

この二つは、嫌なことがあった場合や怖い場合にとる行動です。

スタンピングは後ろ足で地面をたたくような行動。

うさぎは声帯がありませんが、声帯を使わない鳴き方で「キー」や「ブー」という音を出します。

一時的な行動なら問題ありませんが、これらの行動が続くとストレスが溜まるサインとなります。

そもそもストレスとは?

そもそもストレスは何かというと意味は「圧力」です。

それから派生して、「圧迫感、精神的重圧」という意味に。ストレスのポイントとしては、「圧力がかかった状態」のことを指します。

だから単に嫌なことがあった=ストレスとはならないんです。心や体に負担のかかった状態がストレスなわけです。

 

そして、それによる反応や症状が「ストレスサイン」です。

人間だとストレスが溜まると、

  • イライラする
  • 元気がなくなる
  • 疲れやすくなる
  • 食欲が減る(逆に過食になることも)

ざっくりと挙げてみましたが、精神的にも身体的にもサイン・兆候がでてきます。

うさぎのストレスサインは分かりにくい

ストレスが溜まるとどうなるのかというサインですが、うさぎは分かりにくいです。まず、うさぎは鳴きません。

猫や犬のように、いつも鳴いているのに今日は鳴かないとか、元気のない声で鳴いているという状況がみられたら、元気がないと判断できますが、うさぎは鳴きません。

 

そしてうさぎは体調が悪いのを隠そうとする動物。

それは野生時代は捕食される側の動物だったので、弱みを見せることは命を落とすことにつながるからです。

弱みや痛みがあっても隠そうとするんですね。だからストレスが溜まっていても判断しにくい動物なんです。

まとめ

うさぎのストレスサインについて紹介しました。

なかなか判断しにくいのがうさぎの特徴。以前の状態から変化がみられれば、何かしらあったということです。

ストレスサインを理解するには、日々の状態観察が重要ということですね。(おわり)

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