悲しいペットとの別れ。ペットロスになった時はどうしたらいい?

大事に育ててきたペットが亡くなったら、とっても悲しいですよね。

日本では子どもを持つ家庭よりも、ペットを飼う家庭が多いです。

犬や猫だけでなく、うさぎやハムスターなどの小動物やインコやオウムなど様々な動物を飼っています。

家族の癒しとして飼っている方が多いですが、飼っている方にとってもは家族の一員として人と同じように生活しているペットも多くいます。

それだけ大切に一緒に生活していると、いなくなったときの悲しさは大きいもの。動物の方が人間よりも寿命が短いので仕方はないとはいえ、中には大切な家族を失ったことで「ペットロス症候群」になってしまう人もいます。

自分がペットロスになってしまったとき、また家族や大切な人がペットロスになった時。どうすればいいのか悩んでいませんか?

今回はペットロスの意味・症状と、ペットロスになった時はどうしたらいいのかについてお話しします。

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ペットロスの意味

ペットロスとは、ペットを亡くしたことによる飼い主の体験や悲しみ・喪失感を意味します。ペットを飼っている人ならば、誰でも経験することのある感情ですね。

ペットが亡くなったときだけでなく、余命宣告をされた・治療方法がない病気の宣告をされた・行方不明になってしまったなど、生きている間から起こる可能性がありますよ。

 

この悲しみが重症化してしてしまうと、一部の人は「ペットロス症候群」になってしまいます。

ペットロスが悲しみや喪失感などの感情を意味するものとして、ペットロス症候群はそれを原因に身体的・精神的な不調が重症化してしまうことをを意味しますね。

苔の上の綺麗な水晶玉

ペットロスの症状は?

ペットロスになると、主な症状として飼い主は悲しい・つらいなどの負の感情を持ちます。実は心理学でもきちんと説明されているんです。

ちなみに負の感情とは、否認・怒り・罪悪感・抑うつの4つが主なもので、特に抑うつは回復が難しいのです。

ペットロスにより抑うつ感情が強くなってしまうと、精神面だけでなく体の不調も目に見えて現れやすくなります。

例えば眠れなくなった・食欲がない・めまい・頭痛・だるいなどです。ペットが亡くなった後、このような症状が出ましたか?もし現れたら、早めに病院を受診したほうが良さそうです。

 

ペットロスが重症化しやすい状況というのが、ペットが突然亡くなった場合が多いです。

例えば事故は、病気と違い心構えができないのでショックが大きくなり、ペットロスになりやすくなります。

その事故の原因が、自分だったりすると、自分が悪いと思いすぎてしまう罪悪感と、大事なペットがいなくなったショックのダブルで受け止めるので、重症化しやすくなります。

 

他にも周囲に「たかがペットが亡くなっただけで大げさだ」などと言われてしまうと、悲しむことができずに我慢することがストレスに感じやすくなり、重症化することもあります。

身近な人がペットを亡くして悲しんでいたら、周囲の人は批判をせずに話し相手になってあげると回復が早まりますよ。

ペットロスになったとき、どうすればいい?

もし自分がペットロスになってしまったとき、どうすればいいのでしょうか。

まずは悲しみたいだけ悲しんでください。気が済むまで泣いても、いつか落ち着くときが必ず来ます。

少し落ち着いたら、信頼できる身近な人に悲しみや罪悪感など、ペットを失った気持ちを話してください。

 

人に話すとその人にわかりやすく話すために、頭の中である程度物事を整理するのが人間です。

だからペットを失った悲しみも、整理しやすくなります。心の整理ができればあとは少しの時間が負の気持ちを楽にしてくれますよ。

もし自分ではなく身近な人がペットロスになったら、とことん話を聞いてあげてください。大変だったね・悲しかったねなど、同意をしてもらえると人は単純にうれしいものです。

 

誰もいきなり、ペットくらいで…と気持ちを否定されたら余計に落ち込みますよね。話し相手になったときには、否定をせずに同意してあげてください。

自分の価値観を押し付けることも駄目ですよ。同意してもらえる、それだけで相手は心が軽くなるものです。

新しいペットを飼う

大事なペットを亡くした後は、次の新しいペットなんて、普通は考えられないものです。

しかし、ある程度気持ちに整理がついたら新しいペットを飼うことは頭に入れておいたほうがよいのではないのではないでしょうか。

これだけ悲しいということは、とってもペットが大好きということですよね。ペットを飼うことで、新しい癒しや心のよりどころができ、ペットロスの症状が早く改善されることもあります。

 

もちろん亡くなったペットは、しっかりと供養をしてあげてくださいね。その供養が心の整理にいいですし、しっかり供養をした後ならば新しいペットを飼うことに罪悪感を感じることも少なくなります。

新しい家族を迎えて、これから楽しい思い出を増やしていくのも、立派なペットロスの乗り越える方法ですよ。(おわり)

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