うさぎの足踏みの理由とその感情は?防止方法とおすすめグッズ。

うさぎは基本的におとなしく、見た目通りのふわふわと穏やかなイメージで私たちを魅了します。

でも時々、そんな普段の姿からは想像できない力強さで”足踏み”をすることがあるんですよね。

このうさぎの足踏みはスタンピングと呼ばれる動作で、通称「足ダン」としても知られています。この動作は、それまで体験したことのない飼い主さんはだいぶ驚くことも多いのだとか。

今回はうさぎの足踏みって何?ということを紐解いていきます。

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うさぎの足踏みの理由は?

うさぎの足踏みは、もともとは野生時代のうさぎが仲間とのコミュニケーションの一つとして行なってきたものです。

野うさぎは群れで行動しますから、群れに何か危険が迫ったときなど、警報のようなイメージで足をダン、ダンと踏み鳴らしていたんですね。

 

このような理由を知ると、なぜあんなにも力強く足踏みするのか?という疑問にも納得です。

しかし、家庭で飼われているうさぎとなると少し話が違ってきます。

ペットのうさぎの足踏みの主な理由は「ストレス」

 

うさぎのストレスの原因となるものには運動不足や空腹、不潔なケージへの不快感、具合が悪いなど環境への不満から来るものや、もっと遊んでほしい、かまってほしいといった不愉快な感情であることが多いんです。

つまり、ペットのうさぎの足踏みは「もっと綺麗にしてほしいんだけど~」や「もっとこっちを見て、かまってよ~」といったうさぎの感情を表しているメッセージと言えます。

〇うさぎの足ダンの様子

うさぎの感情

うさぎの足踏みは、感情的には嬉しい!楽しい!というシーンよりも「わたしちょっと怒ってるの」「ちょっと嫌な気分だな~」という負の感情を表していることがほとんどです。

ケージが不潔、飼い主の構い方に不満などの他にも、外から工事などの大きな音が聞こえてくる、ケージ内のトイレなどの小物の配置を変える、芳香剤などの強い香りを感じる、いつもは家にいない人が訪ねてくるなどを原因とした足ダンが多く見られます。

 

人間でも”枕が変わると寝られない”なんて人がいますが、あれも普段の環境との違いに戸惑ってしまい、落ち着かないことが原因ですよね。

うさぎも同じで、慣れないことがあると戸惑い、言葉で伝えられない分だけ、足踏みで感情を表しているのです。

もし、飼っているうさぎが足ダンを始めたら、普段と変わったことがないか、原因を探ってみましょう。
そしてできる限り、うさぎのストレスのもととなっているものを取り除いてあげてくださいね。

夜中の音の防止方法は?

「うさぎの足踏みってけっこう響く…私も気になるし、ご近所の目も……」といった時はどう対策すれば良いのでしょうか?

各動画サイトなどでもうさぎが足ダンしているところを見ることができますが、けっこう大きな音で、しっかり響くんですよね。

 

一軒家ならともかく、特に夜中のマンションやアパートではだいぶ気になるでしょう。

音の防止方法としては、ケージの床にマットやクッション素材のシートなどを敷くことです。

ただし、うさぎはいろいろなものを齧る性質があるので、間違って食べてしまったり、すぐに食いちぎってダメにしてしまったり、といったことがなさそうな素材を選びましょう。

プラスチックのすのこが付属しているケージであれば、すのこを木製のものに変えるだけでも大きな効果がありますよ。

防止方法としておすすめのグッズ

もっとも効果的なのは、防音・防振専用に作られた防音マットを購入することです。

少々値段が張るのが難点ですが、足ダン音をどうにかしたい!という場合では効果抜群なので、一番のおすすめになります。

やっぱり防音マットはちょっと高いな~という人は、夏はさらっとしたバスタオル、秋冬には毛布などを敷いてみるのも良いですね。

 

また、足ダンのそもそもの原因であるうさぎが受けるストレスを軽減するために、周りが気にならないようにするケージカバーを用意するのもおすすめです。

ケージをすっぽりと覆うタイプであれば、うさぎの気持ちを興奮させる景色をシャットアウトできますし、秋冬なら防寒にもなります。

かじって遊べるような天然のかじり木やおもちゃなどをケージに入れてあげると、ストレスはもちろん、歯が伸び過ぎることを予防できますよ。

ケージにしっかり固定できるタイプを選ぶと、かじっているときの音が気になりませんね。

まとめ

うさぎの感情のままに自由にさせてあげたい、ストレスはできるだけ取り除いてあげたい、というのは理想ですが、足踏みはなかなかの大音量なので「夜寝られない」「ご近所から苦情が来そう」などはやっぱり心配になってしまいますよね。

足踏み音を抑えて人間も暮らしやすくなれば、うさぎのことをきちんと考えてあげられる余裕も出てきますよ。

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