うさぎに手を近づけると、頭を下げるしぐさをすることがあります。
また、自ら近寄ってきて頭を下げることも。
よく分からないないと「何だろう?」と思うかもしれません。
このしぐさの意味について紹介します。
うさぎが頭を下げるしぐさの意味は?
うさぎは鳴かないですから、感情を読み取るのは犬や猫に比べると難しいでしょう。
しかしボディランゲージが豊富なので、鳴かなくても感情を読み取ることができる動物です。
その中でも、「頭を下げる」しぐさ。
これも意味がないことではなくて、ちゃんと理由があります。
手を近づけると頭を下げるしぐさをしたり、近寄ってきて頭を下げることがあるんです。
このしぐさですが、頭をなでてほしいという催促のしぐさ。
- 気持ちいいから、撫でて欲しい
- グルーミング(毛づくろい)してほしい
こんな気持ちがあります。
うさぎも撫でられると気持ちがいいんです。
そして、毛づくろいをしてほしい、そんな気持ちのこともあります。
こんな気持ちが分かると、うさぎをもっと好きになれるのではないでしょうか。
うさぎを撫でる時は、いきなり体から撫でるとびっくりする子もいますから、基本頭からです。
体は視界に入りずらいので不安な気持ちがあるので、頭だと安心します。
しかし、よくよく考えるとうさぎは警戒心の強い動物。
ですから、撫でて欲しいと催促するのは、安心できる相手だと認識しているからです。
かなりリラックスしている状態といえます。
頭を下げるしぐさの他、気持ちがいいと、
- 歯ぎしり
- 目を細める
このようなしぐさをすることもあります。
安心できる環境にいて幸せなうさぎさんだともいえますね。
なぜ撫でられると気持ちいいのか
人でも安心感のある関係の人から撫でられると気持ちいいものです。
そして、その他の動物、犬や猫も撫でられると気持ちよさそうです。
もちろん、それは信頼関係が成り立っている間柄での話。人でも他の動物でも、信頼関係が成り立っていない間で頭を撫でられても怖いか気持ち悪いだけです。
撫でられて気持ちいい理由は、
「胎児・赤ちゃん時代の名残」
これが挙げられます。
まず撫でられると気持ちいいのは、程よいぬくもりがあるから。
そしてぬくもり以外にも触られるという行為自体に気持ちよさがあります。
安心できる相手から、ぬくもりを感じながら触られると、潜在意識として、胎児・赤ちゃん時代の名残として気持ちいいと感じてしまいます。
また、別の科学的な視点からも説明できます。
「デイヴィッド・J・リンデン 岩坂彰訳」の本に「なぜやさしく撫でられると気持ちいいのか?」
という本があります。
この本は撫でられることに関して科学的に証明しています。
この本によると、C触覚線維という撫でられて気持ちがいいと感じるという神経が、1秒間に3~10センチの速さで肌で撫でられると強く反応するということなんです。
つまり科学的にも撫でられるということは気持ちいいことだと証明されているんですね。
ただ、もちろん逆に嫌いな人から触られると、気持ち悪いという感情がありますから、安心感の上で成り立っている法則といえそうです。
まとめ
うさぎの頭を下げるしぐさについて紹介しました。
頭を下げるのは撫でて欲しいという証拠。
かわいいですよね。うさぎも撫でられると気持ちいいと感じていますよ。(おわり)