うさぎの換毛期|読み方と意味について

うさぎを飼って、色々調べていると出会う「換毛期」という言葉。

初めてだと読み方が分からなかったり、意味も分からないですよね。

ここではそんな換毛期について紹介します。

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換毛期の読み方と意味について

換毛期の読み方は「かんもうき」です。

意味はそのまま「毛が換わる時期」のことです。まずうさぎに毛が換わる時期があるのかを知らなかったかもしれません。

「換」は「交換(こうかん)」という言葉を思い出すと分かりやすいですよ。

そもそも、動物には毛が入れ変わる時期があるんです。

 

猫や犬、猿にもあります。だからうさぎにもあるんですよ。

具体的にどのようなことが起こるかというと毛がたくさん抜け落ちます。ブラッシングしていて、普段よりたくさん毛が抜ける時期。

なぜ、そんな時期があるかというと「暑さ寒さ対策」です。

 

暑い時期にたっぷり暖かい毛で覆われていると暑くなるのは当然です。一方、寒い時期に涼しい毛で覆われていたら当然寒いですよね。

それが毛という単位で行われているんです。

だから、換毛期があるのは夏前の春(3~4月)と冬前の秋(9~10月)の2回です。

 

大きな換毛期はこの2回ですが、この時期ほど毛が抜けない小さな換毛期もあります。

4~6月と11~12月。

この小さな換毛期も夏前、冬前には完了してしまいます。

 

具体的にはどのように換毛するのかということですが、まず毛の種類を知っておく必要があります。

  • 上毛(オーバーコート・ガードヘア)
  • 下毛(アンダーコート)

この2種類があるんです。

うさぎの毛は体の表面を覆う長い上毛と、地肌に近いところに生えている短い下毛。この2種類から成り立っています。

 

換毛期は上毛も下毛も抜けます。

下毛は短くてふわふわした感じ。空気を含むことができるため、保温の役割があるんですね。体の保温にはこの毛が大きな役割を果たします。

「あれ、うさぎの色が変わった?」と思ったら上毛が抜けている場合です。これも換毛期に起こり得ることで、上毛が抜けてきて下毛が見えてきたんです。

 

ブラシは、ちゃんと2種類ありますよ。

アンダーコートをブラッシングする「スリッカーブラシ」と表面の毛をブラッシングする「ラバーブラシ」。

ブラシ

スリッカーブラシは細長い針金がついたブラシです。下毛をしっかりブラッシングできるようにするためですね。

一方、ラバーブラシはその名の通り、ゴムで出来ています。このブラシは主に表面の上毛用。

流れとしては、スリッカーブラシで下毛をブラッシングしてから、ラバーブラシで上毛をブラッシングする形になります。

うさぎの換毛期に注意すること

換毛期で注意することは、「毛球症」です。

読み方は「もうきゅうしょう」です。「けだましょう」と読んでしまいそうですが、違います。

意味は毛球症は舐めて飲み込んでしまった毛が、お腹の中で毛玉になってしまい、閉塞してしまって起こる病気のこと。

 

猫は吐き出すことができるのですが、うさぎの場合は吐き出すことができません。

だから、ブラッシングなど換毛期には気をつかってあげなければならないんですね。

 

もう一つは毛の生え変わりには体力を消耗します。ですから、食事にも気を配ってあげないといけません。

栄養不足になってしまう可能性があるので注意が必要です。

まとめ

換毛期の読み方と意味について紹介しました。

読み方は「かんもうき」。

意味は「毛が換わる時期」のことです。この時期を知らないと、ブラッシングなどケアをしないで毛球症になってしまう可能性もあります。

うさぎを飼ったなら知っておいてくださいね。(おわり)

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