うさぎを飼う前に!アレルギーは大丈夫?

うさぎの里親募集をみていたら、

「子供がアレルギーになったので、大切に育ててくれる方を募集します」

という募集がありました。

こんなことにならないようアレルギーについても考えておく必要があります。

うさぎを飼う前に、アレルギーについても知っておいてください。

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アレルギーとは?

アレルギーについて、まず紹介します。

アレルギーを知るには、「免疫」を知っておかなければなりません。

免疫とは、体に入ってきたウイルスや細菌を体から守ろうという仕組みです。

ウイルスや細菌を認知すると、体の中で戦う物質、「抗体」が出来上がります。そして、それがウイルスや細菌を攻撃して消して、私たちの体は正常に保っているんです。

 

そのありがたい仕組みが、機械に例えると誤作動を起こしてしまう状態がアレルギー。

アレルギーの元となる物質、ダニ、ハウスダスト、花粉、食べ物などに過剰に反応してしまう状態なんです。

これら、アレルギーのもととなるものは「アレルゲン」と呼ばれます。

 

過剰に反応するとはどういうことかというと、免疫のしくみが過剰に働いて、体にも影響がでてしまうことなんです。

それが、咳や鼻水、目のかゆみなどどして、体に症状として起こります。

 

なぜ、特定の物質だけで反応するのかも問題です。

ある人はハウスダストだけに反応、ある人は花粉だけに反応と人それぞれ。

それは、体の中に、その物質だけに反応する抗体を持っているからです。

ハウスダストだけに反応する抗体を持っていれば、ハウスダストだけに反応し、花粉には反応しないということになります。

うさぎとアレルギー

うさぎを飼ったならアレルゲンはどんなものがあるでしょうか。

  • うさぎの体自体によるもの
  • 餌によるもの

この二つが考えられます。

アレルゲンの原因物質となる一覧表というのがあるのですが、それをみてみると、「家兎上皮」というのがあります。

上皮は皮膚のことで、接触や毛、フケなどもあてはまります。

 

もう一つは餌。

うさぎは牧草を食べます。牧草には、イネ科のチモシーとマメ科のアルファルファが代表的ですが、アレルゲン一覧にはイネ科の植物花粉も含まれています。

イネ科でもアシ・ギョウギシバ・・とずらりと並んでいますが、チモシーの「オオアワガエリ」と、オーチャードグラスの「カモガヤ」。

このオオアワガエリとカモガヤの2つがアレルゲンとなります。

アレルギーチェックは必要か

冒頭の紹介しましたが、飼い始めの時はアレルギーに気づかないとことがあります。

しばらく飼ってから、咳やくしゃみなどのアレルギー反応が出始めたというケースですね。

特に現代のお子さんはアレルギー持ちが多くなっていますから、うさぎに限らず他のペットでも、こんなケースはよくあるでしょう。

 

では、病院でアレルギーチェックをしてみるかとなると、結構な費用がかかるんです。

というのも、保険適用する場合は、アレルギーを疑わせる症状がみられる場合なんです。

確かに、皆がお試しで使っていたら、保険制度自体の存続が難しくなりますからね。

アレルギー症状がみられない場合は実費なんです。

 

費用は実費なら2万前後。

この程度の費用でも大丈夫というならなら良いでしょうが、現実的には少し高いのでやめとこうという金額かもしれません。

もし、アレルギー持ちでしたら、アレルギーチェックを検討した方がいいでしょう。アレルギー持ちの人は他のアレルゲンにも反応しやすいんです。

 

逆にアレルギーに関してこれまで特になにもなかったという人が問題です。

正直、ペットを飼うことを理由にアレルギーチェックをしている人は少数派。

結構な費用もかかります。

 

ただ、アレルギーが現在ない人でも、いざ飼ってみたらアレルギー症状がでたということが考えられないこともありません。

アレルギーになって、やはり手放さなくてはならなくなってしまったということも考えられますから、ここでは、チェックを受けることをおすすめします、ということにしておきます。

工夫でアレルギー対策

工夫してアレルギー対策をすることもできます。

まずは、部屋を分けること。これがおすすめです。

うさぎの部屋を決めておくのです。あちこち行っては、毛が飛び散ってしまいます。

 

空気清浄機も、その部屋に置いておけば役立つでしょう。

そして、次は餌の牧草ですが、これも部屋を決めておくことで、他の部屋に粉が飛び散らないようにします。

また、専門店では、「アレルギー対策牧草」というのが販売されているところがあります。粉が飛ばないようにしてある牧草を選ぶという手もあります。

まとめ

うさぎとアレルギーについて紹介しました。

うさぎを飼ってみて、やはり手放さなくてはならなくなった、というようにならないようアレルギーについても知っておいてくださいね。(おわり)

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