一人暮らしをしていると寂しいし、うさぎはかわいいから飼ってみたいと思いますよね。
でも飼ってみて大変だったらどうしよう、とも考えてしまうもの。
一人暮らしでうさぎを飼うのはおすすめなのかどうか。
このことについて考えてみます。
うさぎを飼うメリット・デメリットは?
うさぎ飼うにあたって、他の動物に比べてのメリットは以下のものです。
- あまり臭わない
- 鳴かない
- 小さいサイズのうさぎもいるのでから狭い部屋でも飼いやすい。
うさぎというのは、身体自体は殆んど臭いません。臭うとしたら、尿や牧草といった他のものです。
鳴かないというのは、うさぎは声帯がないからです。
「プープー」「キーキー」という音は出しますが、近所に迷惑になるほど大きなものではありません。
ネザーランドドワーフという品種のうさぎは、体重が1kg程度。なので大きなケージは必要なく、狭い部屋でも飼いやすいということです。
次にデメリットです。
- 温度変化に敏感・暑いのは苦手
- デリケートで病気がちな子もいる
- シニア期が訪れるのが早い
うさぎはデリケートな動物で温度・湿度管理が他の動物以上に必要な動物なんです。
特に、暑いのは苦手。
暑いと呼吸が荒くなってきます。ケージの中で過ごすうさぎは、自由に涼しい所を探して移動できません。なので温度管理は重要です。
湿度も意外と大事です。
そもそも、元は乾燥地域にいた動物です。それがペット用に改良されたので、じめじめした環境は苦手。
梅雨等にはダニやノミが寄生する原因になってしまうので湿度管理も必要です。
シニア期が訪れるのが早いというのは、うさぎは4,5年で高齢の部類に入っていきます。
今は飼い主さんの知識がしっかりして、10歳以上、15歳まで生きるうさぎもいますが、犬や猫と比べると短いのは確か。
歳をとるのが早いということは、それだけ健康に過ごせる時間が少ないということです。
ケアに手間がかかったり、病気がちになることが多くなるということですね。
一人暮らしで飼うのはおすすめ?
結論から話しますと、一人暮らしで飼うのはおすすめできません。
「あまり臭わない」「鳴かない」「小さいサイズのうさぎもいるのでから狭い部屋でも飼いやすい」
と一人暮らしに向いていそうな動物ですが、デメリットの方が上回ってしまいます。
一人暮らしだと、長時間家を空けるということが多くなるのではないでしょうか。
仕事、冠婚葬祭、人との付き合い・・・
予期せず、長時間家を空けることも多くなるでしょう。
うさぎにとってのリスクは、飼い主さんが不在であること。
体の調子が悪そうだけど、仕事に行かなければならない・・・。はっきり言って一人だと命を落とさせてしまうリスクが高まります。
お世話にも手間がかかります。
トイレの掃除にお部屋の中でも散歩をさせてあげたいもの。一人だと全部自分がすべきで、大変になってしまいます。
爪切り、グルーミング等のケア、そして1日2回のお水とごはん。
一人暮らしで動物を飼うのは概して大変ですが、うさぎに関しては特に当てはまります。
大変でも飼いたいなら
うさぎはかわいいからどうしても飼いたい。
というなら、あり得ることをすべて想定し、リスクをすべてクリアにしてから飼うべきです。
可愛いからという理由だけで飼うと、自分も大変になりますし、うさぎも可哀想です。
温度管理は?
家に遅くまで帰れない時は?
病気になった時は?
すべて想定して、飼うのがいいですね。できれば、信頼できる人が身近にいて助けてあげる体制を整えてあげることが必要です。
スマホと連携した見守りカメラなんてものもありますら、そんなグッズを使って見守りするのもいいですね。
まとめ
お世話が大変なうさぎ。
一人暮らしだと、どうしてもみてあげられない時間があるでしょう。飼うのはあまりおすすめできません。
二人以上でお世話をするのがおすすめですが、実際に一人暮らしで飼っている人はいます。
リスクをなくして大事に育ててあげてくださいね。(おわり)