ケージに手を入れたら噛まれた!
なんてことがうさぎを飼っていたらあります。
そうなると人間の方もカッとなって怒ってしまいたくなるもの。
でも噛んだのには理由があるんです。
理由を知らないと、「自分ことが嫌いなのかな」「うさぎって危険な動物」と思ってしまうでしょう。
まずはうさぎの気持ちを知っておいてあげてくださいね。
うさぎの縄張り意識
飼い主さんが餌を入れる時やトイレを替える時、ケージに手を入れなければなりません。
そうしたら、手を噛むことがあるんです。
自分のことが嫌いなのかな、この行動さえなければ可愛い子なのに、と思ってしまうかもしれません。
けれどしっかりとした理由があるんです。
理由の一つに動物の本能としての縄張り意識・行動。
「自分のスペースに誰かが入ってきた」
「自分のスペースを荒らされている」
と無意識に攻撃してしまう本能なんですね。
縄張り行動には2つの意味があります。
- 自分の縄張りを主張したい
- 安全なスペースを確保したい
自分の縄張りを主張したいというのは例えば、人間の小学生の遊びでよく使う言葉に「ここ、俺の陣地!」があります。
うさぎも、こんな気持ちで自分の場所だと主張したいのです。
オスによくあるのですが、「おしっこスプレー」で、どこでもおしっこをして自分の縄張りを主張するんです。
そして、もう一つが安全なスペースを確保したいということ。
そもそも、うさぎって臆病な動物。自分の安全なスペースを確保しておきたいと思うのです。
安心して過ごせるスペース、自分の臭いのついたスペース、それを荒らされるのは不安なんです。
うさぎが噛む理由としてはストレスがたまったり、怖かったりして噛むことがありますが、縄張り行動で噛むこともあります。
基本的にどの動物でも縄張り意識があります。
というか、当然人間にもあります。親兄弟でも自分の部屋に勝手に入ってきたら怒るのは当たり前でしょう。
それがうさぎにも当然当てはまるということ。
でも飼い主としては、
「私が飼ってあげてるの。ごはん欲しいでしょ。それに自分で掃除できないでしょう」
「こんなにたくさんお世話してあげてるのに噛むなんて!」
と思ってしまうかもしれません。
でも、うさぎにとってみたら、
「私のスペースを勝手に荒らさないで」
という気持ちがあるのです。
うさぎに飼い主の気持ちをぶつけても分かりませんから、人間の方でうさぎの気持ちを理解してあげるのがベストです。
「お~そうかそうか、あなたのスペースを荒らしてごめんね」ぐらいの気持ちで臨んであげた方がいいですね。
でも、毎回噛まれるのも良いことではありません。早めに対策をとりましょう。
噛まれないようにする対策は?
毎日続き、習慣になってしまったら人間もうさぎもストレスになってしまいます。
やはり、放っておきべきでなくて、習慣にしないようにしていくべきです。
時間が経てば収まる場合もありますが、対策は早めに色々試してみるのがよいですよ。
おもちゃで気をそらすこともできますし、掃除やごはんをあげる時はケージから出すという方法もあります。
また、声をかけながら、ゆっくり手を入れてみることです。「急に手が入ってきて怖かった」という理由もあるからです。
うさぎには、個体差がありますから、すぐに治る子もいれば、なかなか治らない子もいるでしょう。
根気が必要かと思いますが是非頑張ってください。
まとめ
「噛む」理由が分からないと、うさぎのことが嫌いになってしまうかもしれません。
これは、うさぎの縄張り行動・意識が原因の一つなんです。
自分のスペースに入ってきてプンプンしたんですね。
ただ、噛み癖がつくのは良くないので、早めに対策をするようにしてください。(おわり)