一緒に暮らしているうさぎに目やにが出ている・・・
これって病気なのではないかと気になりますよね。
うさぎの目は飛び出しており、外気や空気などの外からの刺激に弱い傾向があります。うさぎの目やにについてまとめました。
目やにの原因として考えられること
一つは、目に傷ができてしまっていることが考えられます。
うさぎの目は大きい上に飛び出しているため、入れているケージや家具へのぶつかり、多頭飼いの場合はうさぎ同士のけんか、また爪で誤って引っ掻いてしまうなどが考えられます。
空気を漂うチリやホコリ、ゴミなどが目に入ることでも傷つく恐れがあるので、清潔にしているつもりでも乾燥している季節などは充分に注意してあげてください。
病名として「結膜炎」「角膜炎」です。
もう一つの原因として「スナッフル」が考えられます。これは英語で「snuffle」。鼻がつまること、鼻水をすすることという意味です。
これは鼻炎で、人間でいう風邪の症状です。鼻水・涙目・目やにの症状がでます。
人間にも見られる病気が、うさぎにも起こるということですね。
目やには病気のSOS?対処法は?
病気にかかっていない健康なうさぎであれば、目やにはほとんど気にならないほどのはずです。
毎日うさぎの目をチェックして、もし目やにの症状が出ているならば「うさぎの健康状態が悪い」ということになります。
症状がひどく、角膜炎が疑われる場合は受診が必要です。放置しておくと悪化する恐れがあるからです。
点眼薬治療となるでしょう。
うさぎの目やにの家庭での対処法ですが、柔らかく清潔なガーゼでそっと取ることです。
このとき、「きっと清潔だから」とティッシュなどを用いないようにしましょう。
ティッシュの細かい繊維がうさぎの大きな目に入ってしまい、逆に傷や違和感の原因になってしまうことがありますよ。
目やにが固まっている場合はガーゼをぬるま湯で濡らし、そっと押し当ててふやかすようにして取り除くのが対処法です。
決してこすらず、丁寧に時間をかけて取り除いてあげましょう。
ストレスが原因のことも
うさぎはとてもデリケートで、そのぶんストレスを感じやすい動物。
お子さんがいる家庭でよくある構いすぎや、芳香剤などの強い香りに敏感に反応します。
先ほど紹介したスナッフルはストレスが原因で発症しやすくなります。
うさぎの多くは「パスツレラ菌」という菌を保有しています。犬や猫などの動物の多くもこの菌を保有していますが、健康な状態であれば、発症しません。
日和見感染という、ストレスなどで体の免疫が落ちた時に発症するのです。
なので、うさぎを飼いたいと思ったらまず、香水や芳香剤・お香などが好きか、いつも清潔な空間を用意できるか、うさぎの気が休まるように程良い世話を心がけられるかなどストレスの軽減を考えるのが大事です。
まとめ
今回はうさぎの目やにについて紹介しました。
いつもより目やにが多い・・・、そんな場合は病気が疑われます。「角膜炎」「スナッフル」を紹介しましたが、他の病気の場合もあります。受診を検討してみてください。
あとはストレスの少ない環境を整えてあげることが大事ですよ。(おわり)