
ペットショップに行って、うさぎを見てみると可愛いものです。
犬や猫より値段は高くないし、飼育してみたい・・・。
けれど、育てるのは難しかったらどうしようと思ってしまいますよね。
実際のところどうなのか、うさぎの飼育について紹介します。
うさぎの飼育の特徴は?犬や猫に比べると?
ペットを飼う家は多いです。そしてたいていは犬か猫です。
平成30年の全国犬猫飼育実態調査(ペットフード協会)によると、
- 犬を飼っている世帯・・・12.64%
- 猫を飼っている世帯・・・9.78%
うさぎは平成28年のデータによると、飼育世帯割合は0.9%です。
うさぎの場合は犬や猫に比べると10分の1程。飼っているお家は少ないです。
犬や猫に関しては、幼いころから家にいたという人が多くて、歳をとっても抵抗ないので飼いやすいという特徴があります。
しかし、うさぎに関しては、飼育世帯割合は0.9%という数字から分かるように、幼い頃から飼っていたという人は少ないです。
ですから馴染みがなくて、どうやって飼えばいいか悩んだり、飼うのを躊躇するんですね。
うさぎの特徴ですが、メリットとしては、
- 小さくて室内飼いができる
- 臭いもあまりない
- 外に散歩にいかなくても良い
- 吠えない、鳴かない
という点が挙げられます。
動物の体臭で、家で飼うのはちょっと無理という人がいますが、うさぎと猫はほとんど臭いがありません。
犬はやはり臭いますね。
うさぎで気になる臭いは、尿や餌の方です。
尿や餌の臭いはどの動物もありますので、この臭いが苦手というなら、動物を家の中で飼うのは向いてないでしょう。
さて、外に散歩に連れていかなくてもいいという利点もうさぎにはあります。犬のように外に散歩に連れていく必要はありません。
その点では飼いやすいでしょう。けれど、お部屋での運動は必要です。運動をさせないとストレスとなって病気の原因となり得ます。
あとは、吠えない・鳴かないという点もあります。
うさぎには声帯がありませんので、鳴くことができません。「キーキー」「プープー」という音は出しますが、これは声帯を使った鳴き方ではないのです。
そのため、大きな声で鳴くことはありません。
賃貸物件でも、犬や猫はだめでも、うさぎはOKってところもあるくらいですよ。
うさぎの飼育は難しい?
見た目がかわいいもふもふ系。癒しを求めてうさぎを飼う人もたしかに多いです。
前章でメリットについてお伝えしましたが、うさぎの飼育は実際のところ、手間がかかります。
デメリットもありますよ。
- デリケートな動物なので病気になりがち
- お世話に手間がかかる
- 寿命が犬や猫に比べると短め
うさぎは他の動物に比べると病気になりやすいです。
ストレスもたまりやすいですし、温度にも敏感。
暑さに弱いので、近年暑い日が続く夏は特に注意です。直射日光に当たっていなくても、部屋内はかなり暑くなります。クーラーを効かせたり、涼しい場所に移動させるなどの対応が必要です。
あと、猫が爪を研ぐように、うさぎは穴掘り行動というのがあります。
なのでカーペットや布団を傷めることがあります。
それをさせないよう他のもので代用したりする対応も必要なので、手放しで飼育できるわけではありません。
他のペットに比べると、難しい部類に入りますよ。
人によっては難しくないと感じる人もいるでしょうか、犬や猫と比べると難しいです。
ただ、今はうさぎの飼育に関する本がたくさん出版されています。易しく書いてありますので、それを参考にすると、そんなには難しくありません。
うさぎの飼育は、「手間がかかる」といった方が正確でしょう。
うさぎのお世話ですが、水をあげたり、ごはんをあげたり、トイレの掃除をしたりと、これは特に難しいことはありません。
エサ・エサ入れ・ケージ・トイレ・トイレ用の砂・キャリー・かじり木・ペットシーツ・給水器・ブラシを用意して飼育することになります。
爪切り・湿気温計も買っておくとよいです。最初お家にお迎えした時のトイレのしつけは、手こずるかもしれません。
あと寿命が短め。
5年~10年ほどです。犬や猫は10年以上が平均寿命です。
一緒にいる時間が短い・・・と寂しく感じる飼い主さんもいます。
まとめ
うさぎの飼育は他のペットと比べると難しい部類に入ります。
ただ、そんな構えなくても、飼育に関する本はたくさん出版されています。分かりやすく書かれているので、それを読めば、それほど難しいこともありません。
ただ、手間はかかりますね。
もし、大変なのが嫌ならば、飼わないというのが良い選択です。可愛いからという理由だけで飼育して、ちゃんと育ててあげられなかったら、うさぎが可哀想です。
うさぎは、とってもかわいい動物。飼育すると決めたらしっかりと知識を入れて最後まで育てるという意気込みで、お家に招いてあげてくださいね。(おわり)