うさぎは草食動物。ですから基本牧草を食べます。
ですが、一口に牧草といっても色々な種類があります。チモシーやアルファルファ、オーツヘイなど。
ここではうさぎが口にする牧草について紹介します。牧草を与える際の参考にしてみてくださいね。
牧草の種類は?
牧草の種類としてチモシーとアルファルファ、オーツヘイがあります。
チモシー
ヨーロッパ原産でイネ科の多年草です。世界のあらゆる場所で栽培されている牧草で「オオアワガエリ」とも呼ばれます。
茎や葉は比較的柔らかいのが特徴。
栄養素としてはビタミン、ミネラル、低タンパク、脂肪も少ないので毎日与えるのに向いている牧草です。
ただ、この植物は人間にとって花粉症の原因になり得ます。うさぎを飼って、この牧草を与えてアレルギー症状がみられたら、これが原因であることもあります。
アルファルファ
マメ科の多年草。「ムラサキウマゴヤシ」とも呼ばれる植物です。紫色の花が咲いて、馬の成長が良いことからその名がついたそう。
ですから栄養価が高いのです。高タンパク、高カルシウム、高カロリー。
全ての栄養素が高いためうさぎに主食として毎日与えると健康を害してしまう恐れがあります。
アルファルファは、栄養が必要な、子うさぎや妊婦のウサギ、病気後のうさぎにはとってはとてもいい栄養素になります。
それとアルファルファは嗜好性が高いのです。簡単に言えば、おいしいものを食べてしまうと、おいしくないものは食べたがらないということ。
チモシーをよく食べるなら、特にアルファルファにしなくてもチモシー+ペレットという選択も良いでしょう。
オーツヘイ
オーツ麦の牧草。イネ科の一年草です。
「えん麦」とも呼ばれるものです。読み方は「えんむぎ」ではなく「えんばく」。
繊維質が多いのが特徴です。
人間でも、オートミールとして食べていますよ。
オーツヘイは栄養価が高く、嗜好性も高いのが特徴です。炭水化物が多いので、与えすぎには注意する必要があります。
1番刈り~3番刈りとは?
牧草には、1番刈り、2番刈り、3番刈りとあります。
1番刈りは最初に刈り取られた牧草です。2番刈り・3番刈りとは、刈り取った後に生えてきた牧草のことです。
1番刈り
春から初夏にかけて最初に刈り取られた牧草です。繊維質が多いのが特徴です。葉が硬めなので、シニアうさぎには向いていません。
元気な大人うさぎでしたら、主食にするにはとてもいいです。
2番刈り・3番刈り
1番刈りを終えた後に、生えてきた牧草です。
2番刈りは夏から秋にかけて、3番刈りは冬以降に刈り取られたもの。
刈り取られた後の牧草は繊維質が少なくなるという特徴があります。なので順に、繊維質は少なくなっていきます。
2番刈り・3番刈りになってくると柔らかいのが特徴です。食べやすいので、赤ちゃんうさぎやシニアうさぎに向いていますよ。
まとめ
今回はうさぎが食べる牧草の種類について紹介しました。
牧草の種類は他にもありますが、チモシーとアルファルファ、オーツヘイが有名です。
更に牧草は1番刈り~3番刈りがあり、繊維質の量が違ってきます。飼っているうさぎの状態によって与えるのも変えるのが良いですよ。(おわり)