自宅で大切に飼っているうさぎに牧草・ペレット以外の食べ物を与えたくなる時があります。
私たちが普段食べている食べ物は美味しいので、大好きなうさぎにも食べさせてあげたいし、美味しさを共感したいと思うのは当然のことですよね。
そこでここはうさぎに、さつまいもの「中身」、「葉」、「皮」を与えても大丈夫なのかを紹介します。
さつまいもの中身は与えてもいい?
結論から言うとさつまいもの中身は与えるのはよくありません。
さつまいもの中身、黄色や紅色のホクホクとした部分を私たち人間は好んで食べますが、さつまいもは非常にカロリーが高いんです。
さつまいもは焼くとさらにカロリーが上がりますから、普段牧草を食べているうさぎにとっては、かなりの負担になってしまいます。
さつまいもは多くは『デンプン』でできています。
この『デンプン』がうさぎにとっては危険な食べ物。
うさぎのお腹の中で『デンプン』は上手に消化ができず、最悪の場合お腹の中で異常発酵を起こし、亡くなってしまう恐れがあります。
人間からしたら甘くてホクホクとして美味しいさつまいもの身ですが、うさぎからしたら有害です。
美味しいさつまいもの身を共感してほしくて与えたい気持ちはわかりますが、うさぎにさつまいもの中身を与えるのは止めましょう。
さつまいもの葉は与えていい?
うさぎは草食系の動物なので、「葉の方は与えてもいいのかな?」と思うかもしれません。
さつまいもには葉もあります。
ちなみに、さつまいもの葉はハート型♡をしていますから、かわいくて自宅で飾っている人もいますよ。
葉は与えても大丈夫です。
さつまいもの葉には『ビタミンC』と『ミネラル』が豊富に含まれています。うさぎは人間と違って、体内でビタミンCを生成できますが、ビタミンCを補給してあげるのは良いことです。
さつまいもの葉は、人間はあまり食べる人はいませんね。
でも、クックパッドとかをみると「さつまいもの葉のレシピ」とかあります。食べる人もいるんですよ。
うさぎにさつまいもを与えていいのか心配になるのは、じゃがいもの芽は食べられませんから、さつまいもはどうなのか心配になるからですよね。
しかしじゃがいもはナス科で、さつまいもはヒルガオ科なんです。
似ているようで違う系統の野菜ですから大丈夫ですよ。
うさぎに与える時は、土や汚れを必ず水でキレイに洗い流し、水分を拭き取ってくださいね。
他の葉物もそうですが、土や汚れの菌がうさぎには害になってしまいます。
さつまいもの皮は与えていい?
さつまいもの身は与えてはダメ、葉の方は与えても良いとなると、となると次に気になるのは『さつまいもの皮』です。
皮は結構栄養があるんです。
- カルシウム
- ビタミンC
- アントシアニン
- クロロゲン
- 食物繊維
と身の部分より栄養価が高く健康にいいんです。だからに人間も積極的に食べた方がいいですよ。
注目できる成分は『アントシニアン』と『クロロゲン酸』の2つ。
まず、『アントシニアン』ですが、これはブルーベリーに多く含まれる成分と言えばわかりやすいでしょう。
『アントシニアン』には目が良くなると成分が含まれています。
うさぎには視力があまり良くないので目が良くなる『アントシニアン』はうさぎには非常にいい成分です。
もう1つの成分の『クロロゲン酸』。
『クロロゲン酸』とは主にコーヒーや紅茶に含まれる成分ですが、活性酸素を取り除く効果があるとされます。
皮には特に有害とされる物質は報告されていません。うさぎが食べても問題はないでしょう。
ただ、さつまいもの身をうまく取り除けずに皮に身がついた状態で与えてしまう場合もあるので、注意した方がいいですね。
まとめ
ここでは、さつまいもの「身」、「葉」、「皮」を与えても大丈夫なのかについて紹介しました。
さつまいもの中身は与えない方がよいです。
カロリーが高すぎるんですね。
『身』にはデンプンが多く含まれており、うさぎのお腹の中で上手に消化ができず、異常発酵を起こし、亡くなってしまう場合があります。
さつまいもの葉と皮の部分は大丈夫です。ビタミンCなど健康にいい成分です。ただ、どちらもしっかりと水で洗って与えてあげてくださいね。(おわり)
ナス科とヒルガオ科、逆になってますよ?
ご連絡ありがとうございます!
更新滞りがちなので返信遅くなりました。