ホームセンターのペット売り場でペレットを見ていたんです。
そうしたら、パッケージの成分表記に「着色料」が含まれていました。
うさぎのごはんに着色料・・・。
着色料とは何なのか、そして必要かについて考えていきます。
着色料とは?
着色料はその名の通り食材に色をつけるものです。
意味合いとしては、着色料は食品の見た目をよくするため。見栄えが良くなるわけですね。
地味な色より派手な色の方が料理が映えるということもありますからね。
さて、着色料にも2種類あります。
- 天然着色料
- 合成着色料
天然成分の着色料はクチナシやウコンといった植物を使っているものです。こちらはさほど問題になりません。
問題なのは合成着色料の方です。
「合成」とありますから、化学的に合成された着色料。例えばパッケージの裏の成分表示のところに「黄色4号」などと言うように書かれているものです。
たくさん種類がありますが、代表的なものを挙げると、
- 赤色102号
- 黄色4号
- 青色1号
これらはタール色素といわれるもので石油由来のナフサを原料として作られたものです。
原料が石油(原油)なんですね。
石油が原料というと意外な感じがしますが、乾燥した時に肌に塗る「ワセリン」も石油が原料です。もちろん塗るのと体に入れるのでは差がありますが、石油原料のものは身近にあるということです。
しかし、着色料の入っている食品は、あまり好きではないという人も一定数います。
それは健康被害が疑われるから。
海外では使用に規制がかかっている種類の着色料もあります。
合成着色料の安全性は、食品安全委員会というところの試験・審査を受けて承認されます。
だから安心といいたいところですが、どこまでも疑念は残るでしょう。
仮に合成着色料で何か病気になったとしても因果関係の証明が困難だからです。
他の食べ物や生活習慣等、他のことが原因ではないのかと言われるだけですからね。
そこが怖い所でもあります。
うさぎに着色料は必要?
ペットフード自体に着色料を加えてもいいのかという疑問がありますが、加えても良いんです。
実際、ドッグフードやキャットフード、うさぎのごはん、ペレットにも合成着色料が入っているのがあります。
パッケージの裏面の成分表示をみると、赤色〇〇号、黄色×号とか書いてあります。
そして、うさぎに着色料は必要かということです。
うさぎは見た目がおいしいから食べるという論理はほとんどないでしょう。というのもうさぎの目は人間が見る世界と違うから。
色の判断が人間のように複雑に出来ません。鼻でにおいを確かめてから食べているはずです。
となると、着色料の意味は人間が勝手に思っているものです。
人間が美味しそうだから、うさぎも食べるのではないかという論理ですね。
そもそも着色料を使う理由は、やはり見た目で買う人が多いから。消費者の意識を変えないと、なかなか着色料は減らないでしょう。
昨今、日本では食品添加物削減の動きが起こっています。着色料も食品添加物。
セブンイレブンでも健康に配慮した商品を提供するために、食品の添加物の使用低減に取り組んでいるとのこと。
うさぎに着色料は危険かということですが、一般庶民には分かりません。
食品安全委員会というところの試験、審査を受けて承認された食品添加物なわけですし、安全なのかもしれません。
かと言って危険ではない食べ物かというと疑念が残るでしょう。
一般庶民には分からないところです。
うさぎは他の動物に比べると短命ですし、健康被害を確認するのは難しいでしょう。
私はうさぎに着色料は特に要らないと思っています。結局、人間側の満足にすぎませんからね。
まとめ
着色料について紹介しました。
着色料で問題となるのが合成着色料。石油由来の成分です。
安全か危険かという問いに対しては一般庶民としては答えを出せれません。
うさぎのごはんに着色料・・・、必要ないのではないでしょうか。(おわり)