うさぎのごはんは牧草とペレット・・・
と、うさぎの飼育本に書いてありますが、初めて飼う場合にそもそもペレットって何なのか迷うのではないでしょうか。
ここでは、そんなペレットについて深堀りしてみます。
ペレットって何?
まずペレット=うさぎのごはんは正確な図式ではありません。
ペレットは「球形または円柱形に固めた小さな粒状のもの」を意味します。
だから食べるものではなくて、工業原料につかうためにプラスチックを小さくした固まりもペレットなんです。
木のくずを小さくして固まりにしたものは木質ペレットと呼ばれます。
これは固形燃料として使われていますね。
このように小さい固まりがペレットと呼ばれるものです。必ずしもうさぎのごはんだけがペレットというわけではありません。
ではどのように小さい固まりにするかというと、綺麗な円筒形になっていることからも分かる通り圧力をかけて成型します。
木質ペレットは木材を製材する時に出るおがくずを利用できるので、ローコストできて環境にも負担が少ない燃料となります。
うさぎのペレットとは?
動物や魚の餌としてもペレットが与えられます。
犬や猫のごはんはドッグフードやキャットフードといわれますが、これもいわばペレットです。小さく固めて成型してありますからね。
ドッグフードやキャットフードは、そのまま犬や猫の主食となりますが、他の動物では違う用途で使われます。
例えば動物園での動物を例に挙げると、栄養を補完する役割。
必要な栄養素が小さな粒に入れられています。
それで肉や魚、野菜、果物の他に栄養がまかないきれない場合、ペレットが与えられるわけです。
さて、犬や猫の場合はドッグフードやキャットフードなんていいますが、うさぎの場合はペレットっていう言い方が多いです。
飼育本なんかみても牧草とペレットという表現ですね。
しかし、店で売っている商品としてのペレットは、ラビットフードという表現も多くみられます。
うさぎにペレットが与えたほうがいいのは、同じく栄養を補完する役割。動物園での動物にペレットを上げるのと同じ考え方です。
ペレットを主食にするのはよくありません。
栄養がありすぎて草食動物のうさぎにとっては負担が大きいです。あくまでメインは牧草です。
メインは牧草だけど、これだけでは栄養をまかないきれないから、ペレットをあげるようにします。
まして、成長期、シニア期、換毛期など栄養が必要な時期がありますから。
ペレットは年齢別に栄養バランスを考えて作ってありますから、年齢や状況にあわせてペレットの種類を変えていくのが良い方法です。
栄養があるということは、美味しいということですから、逆にペレットを与えすぎると牧草を食べなくなることがあるので注意が必要です。
ペレットには柔らかいものも
うさぎのペレットは、固いものと柔らかいいものがあります。
商品のパッケージにハードタイプ、ソフトタイプなんて書いてありますね。
なんで柔らかいものがあるかといえば、例えばシニアうさぎのようにと硬くて食べにくいうさぎもいるから。
そんなうさぎに対しては、飼い主さんの方で固いものを柔らかくしてあげてあげる場合もありますね。
ソフトタイプは水分量が多いのかなと思ってしまいますが、ハードタイプもソフトタイプも水分量の表記をみてみると10%以下。
大差はありません。
水分量が多いと腐りやすくなってしまいますから、水分では柔らかくしません。
作り方としては、圧力、熱を加えて発泡させて柔らかくしています。
熱を加えると栄養が少なくなってしまうのではないかと思ってしまいますが、確かにそうです。
いわゆるビタミン類は熱に弱いです。
その場合は、耐熱性ビタミンなんてのもありますから、そのようなものを添加しています。
まとめ
ペレットって何?について紹介しました。
ペレットとは小さくした成型した固まりのこと。うさぎのごはんだけがペレットではありません。
ペレットは固いものや柔らかいものがありますが、柔らかいものは熱を加えてありますよ。(おわり)