日本のうさぎの代表種って何だろうと思いませんか。
これは色んな見方ができます。
ペットとして多い代表種。昔話にでてくるイメージの代表種。日本にいる野うさぎとしての代表種。
この3つのカテゴリーから紹介しますね。
ペットして多い代表種
ペットショップに行くと、よく見られる品種が以下の3つです。
- ネザーランドドワーフ
- ホーランドロップ
- ミックス
これらは飼いやすい品種としても知られています。
ネザーランドドワーフ
ネザーランドドワーフは、ピーターラビットのモデルとなった品種。
体が小さめなのが特徴です。愛嬌のある顔をしていて外見がかわいいのです。人になつきやすく、飼いやすさもあってか、人気ナンバー1、2を争う品種です。
ホーランドロップ
垂れ耳が特徴のホーランドロップ。ネザーランドドロップよりも大きめのうさぎで、こちらも飼いやすいです。
丸い顔をしていて肉付きが良いのが特徴です。性格は、こちらもひとなつこいです。甘えん坊な一面があって、飼い主のあとをついてくることもありますよ。
だいたいこの2種類のうさぎがペットショップでよく販売されている代表種となります。
ペットショップでうさぎを見ていると、ミニうさぎとかネザーランドドワーフに似た名前のネザーランドラビットといったうさぎがいることがありますよね。
これは全てミックスといわれるうさぎです。ミックスとは、違う種類のうさぎを合わせた交配種のこと。
純血種との違いは、うさぎによって個性が大きいということですね。最初は小さくて耳も短いうさぎが、成長とともに耳が長くなってきて大きくなってきたということもあります。
個性はありますが、ミックスの方が身体が丈夫と言われています。ですので、うさぎ初心者さんは、ミックスもおすすめです。
ミックスは交配種なので、代表種とはいえません。
以上の3種が飼いやすいうさぎです。日本のペットとして飼いやすいうさぎの代表種は「ネザーランドドワーフ」と「ホーランドロップ」といえます。
昔話にでてくるイメージの代表種
昔話にでてくるうさぎのイメージは、真っ白で目が赤いです。
昔話でなくても、うさぎの絵を書いてといわれたら、このように白の体に赤い目になるでしょう。
では、この品種はいったいなんなのかということです。
このウサギの品種は「ジャパニーズホワイト」。「日本白色種」ともいいます。
歴史は古くて、明治時代までさかのぼりますが、それまでに飼われていたうさぎと外国産のうさぎと交配して作られたのが、この白いうさぎです。
ちょっとかわいそうな話になりますが、昔は食用だったり、毛皮にされていたのです。白い皮というのは、用途が多くて重宝されました。それで、この白いうさぎが増えていったのです。
次は「目」ですが、昔は赤い目のうさぎは、普通には存在しなかったのです。アルビノとして生まれたのが赤い目のうさぎです。
「アルビノ」というのは、色素を持たないで生まれた個体です。ですから、先ほども触れたように、白いうさぎになって、目も色素がなくなってしまったのです。
色素がないと、どうして赤くなるのかという点ですが、目の血管がみえるので赤く見えるんですよ。
野うさぎとしても代表種
日本で、野うさぎの代表種は何だろうと考えるなら、「ニホンノウサギ」を挙げることができます。
実をいうと、私たちが飼っているうさぎと野うさぎでは種類が違うのです。
これについてはこちらの記事にまとめました。
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ニホンノウサギというだけあって、もちろん日本に住んでいます。特徴としては、手足が長い、飼いウサギに比べると体が大きめなどの特徴があります。
県によっては、準絶滅危惧種に指定されていて、個体数は少なくなっています。
あと、代表種に挙げられるか分かりませんが、「アマミノクロウサギ」も有名です。奄美大島・徳之島に棲息する固有種です。
こちらも個体数は減っていて絶滅危惧種に指定されていますよ。
まとめ
うさぎの代表種について3つのカテゴリーに分けて紹介しました。
参考にしてくださいね。(おわり)