「うさぎ座ってどこにあるのかな」
そう思ってないでしょうか。うさぎ好きなら夜空を見上げて、簡単にうさぎを見つけられたら嬉しいものです。
ここでは、うさぎ座について紹介しますね。簡単な見つけ方がありますので参考にしてください。
うさぎ座ってどこにあるの?見つけ方は?
うさぎ座ですが、見える季節かどうかという問題がまずあります。
1年中見られるということではないのです。一番見やすいのは冬。
このうさぎ座は、位置として「オリオン座のすぐ下」にあるのです。オリオン座は冬の星座としても有名ですよね。
オリオン座は実は冬だけでなくて、秋でも夏でも見ることができる星座なのです。8月ぐらいから翌年の4月ぐらいまでは見えますよ。
オリオン座を見つけることができれば、分かりやすいです。
「じゃあ、オリオン座ってどこ?」という話になりますが、この星、1等星が2つ、2等星が5つあるので見つけやすいです。6等星が肉眼で見られる限界ですので、明るさが分かると思います。
冬に南の空を見上げると、真ん中がすぼまった筒のような形をしたのがオリオン座です。
まずは明るい星を見つけて、真ん中にちょんちょんちょんと、3つの星が並んでいれば、それがオリオン座です。
時間や季節によって見える方向や角度は変わりますが、形は一緒です。
オリオン座を見つけられたら、うさぎ座を見つけるのも早いです。ただ、うさぎ座は一番明るいのが3等星なので、明るさでいうと幾分難しくなります。
相当、暗いところで見ないとなかなか分かりませんよ。
うさぎ座の形は以下の通り。
線を引くと分かりやすいですが、星だけみていると分かりにくいかもしれません。線を引くと、耳があって、しっぽがあって足があるのがわかります。
線を引いた星座としては、意外としっかりと分かります。こいぬ座というものがありますが、星が2つだけの星座です。線一本引いただけで、こいぬ座なのです。
それに比べて、意外としっかりとした形をしています。
うさぎ座の横にはおおいぬ座がありますよ。
うさぎ座の歴史
うさぎ座って結構昔からあるのです。
というのも、トレミーの48星座というのがあって、この中にも、うさぎ座は入っているのです。
トレミーとは、古代天文学者のプトレマイオス。この人は2世紀の人なんで、今から2000年近く前の人なんです。
この人が書物「アルマゲスト」に48星座を記しました。
こういうと、彼が星座を作ったの?という話になりますが、そうではありません。星座というのは、もうメソポタミア文明の時代からありました。メソポタミア文明は、今から約5000年前。
この時代から、星と星を線で結んで形を作っていたとされます。
プトレマイオスは、それまであった星座をまとめて、48個に絞りました。それを記載したのがアルマゲストです。
48個の星座の中にしっかりと、うさぎさんもいますよ。
1500年近くもこの星座が使われていましたが、1928年以降、40個加えられて現在88星座となっています。
なんで40個加えられたかというと、プトレマイオスの星座は北半球から見える星座ばかりでした。南半球の星座は入ってなかったのです。それでバランスをとるために、40個加えたと言われています。
さてうさぎ座ですが、上にあるのはオリオン座。そもそもオリオンとは何でしょう。オリオンとはギリシャ神話に登場する人物なのです。
そして狩人なのです。狩人なので、下にいるうさぎを狙っている、とも言われています。さらにうさぎ座の横にいるのは、おおいぬ座。
おおいぬもうさぎの方を向いていて、うさぎを狙っていると言われています。ちょっと不遇なうさぎさんなのです。
余談ですが、オリオンのお父さんはポセイドンです。ポセイドンの兄弟にギリシャ神話の最高神「ゼウス」がいます。
星座をみてみると、ギリシャ神話の登場人物がよくいます。アンドロメダ座とかヘラクレス座とかペルセウス座とかです。
なんで、最高神「ゼウス座」がないのか、自分的に不思議だったりします。
まとめ
うさぎ座の見つけ方を紹介しました。
「オリオン座の下」と覚えてくださいね。ただ、季節や時間によっては、オリオン座がみえてもうさぎ座は見えないこともあります。(おわり)