税金というと、住民税とか自動車税とかたくさんあります。
税金を取って国が成り立っていますから、国の方もどうやって税金を取るか一生懸命考えるのです。
それは今も昔も、日本だけでなく世界についてでもいえること。そうなると、「こんなことで税金取るの?」と不思議な税金もでてくるのです。
かつてブルガリアという国では「独身税」というのもありました。少子化対策として施行されたようですが、変わった税ですよね。
アメリカには「ソーダ税」というのもあります。砂糖が入っている飲料に税金が課させれるのです。
海外だけでなく日本にも変わったおもしろ税金がありました。
それが「うさぎ税」。
どんな税金だったのか紹介します。
うさぎ税とは?
うさぎ税があったのは明治時代です。
明治も遠くなりにけりで明治の終わりは1912年。今から100年以上前です。この時代は45年続きましたから、明治元年からは150年程経っています。
このうさぎ税が課されたのは1873年で元号では明治6年です。ですので、明治でも初期に課された税金ですよ。
1873年というと、「地租改正」があった年です。いやな3(1873)で「嫌~な3%、地租改正」と覚えたのではないでしょうか。
なぜ、こんなうさぎ税というおかしな税金があったのかというと、うさぎバブルが原因です。
明治初期というと、「文明開化の音がする」とテンションアゲアゲの時期。
封建社会の古い仕組みから新しい社会へ移り変わって、新しいものに対する興味真っ盛りの時期です。
その対象がうさぎの時期があったのです。
明治時代にうさぎバブルが起こったということは、その前からうさぎは飼われていたということ。
それも、ノウサギではありません。私たちが今飼っている外国産のカイウサギのほうです。
いつ頃入ってきたのかというと、16世紀前半あたりが初めです。
オランダ人がペットとして連れてきたことにより広まったのではないかといわれています。(参考:Wiki)
江戸時代中期には、ウサギを飼うことは、ある程度普及していたようですね。
それが明治時代になって、さらに盛んになってブームになったようです。
まず富裕層からうさぎの人気は始まりました。
その後、一般人にも普及。
市場で盛んに売買されるようになりました。それで価格もどんどん上昇します。うさぎバブルの状態です。
そうすると、うさぎで儲けようとする人達が現れて、本業をそっちのけでうさぎ投機(短期的に利益を得ようとすること)に走る状況が生まれました。
破産する人、詐欺に走る人。
社会問題化したんですね。
この事態を収めるために東京府が税金を課したのです。(昔は東京「都」ではなくて東京「府」」の時代がありました。)
それが「うさぎ税」です。
税金はいくらだったかというと、うさぎ一羽に対し、月1円。1円というと大したことなさそうですが、当時としては、高額です。
明治前半ですと、1円の価値は今でいうと約2万円。毎月2万円払うのは結構大変ではないでしょうか。
このうさぎバブル、うさぎ税の廃止とともに収まっていきました。この税金が課された期間は6年ほどです。
うさぎバブルは終了して、皆うさぎを飼わなくなった、ということはありません。
昔は愛玩動物(可愛がることを目的に飼う動物)としてだけでなく、食用、皮用としても用途がありました。ですので、ブームとはならずも静かに飼育は続いていったのです。
まとめ
100年以上前の話ですから、うさぎ税があったということは、ほとんどの人は知らないでしょうね。
うさぎバブルがあった、というのもおもしろいですね。
ひと昔前は犬が人気で今は猫が人気。いずれ時代の流れで、またうさぎの人気がきそうな気がします。(おわり)