医療費が全額自己負担となるペットにとって、ペット保険は便利なものです。
掛け捨てタイプが基本ですが、加入しておくと確かに安心。
でもお金がかかるわけですし、本当に必要なものなのか迷いますよね。
今回は、そもそもペット保険とは?月々の保険料がいくらくらいになる?
そんな疑問にお答えします。
そもそも「ペット保険」とは?
人の場合は、健康保険の加入が義務となっていますし、病気やケガで入院したときのために保険に加入している人も多いですよね。
そのペット版が「ペット保険」です。任意保険ですので加入は自由となっていますが、基本は掛け捨てタイプです。
ぺット保険はケガや病気、がんにも補償されるプランもありますよ。
犬・猫・その他の動物によってプランが変わりますし、加入する年齢や更新時の年齢によって保険料が変わるものがあります。
手術の時だけ補償してもらうなど、プランを組み合わせることもできますよ。いろいろ比べてみて、自分やペットに合ったものを選ぶのがいいですね。
そして、ペットの保険を扱う会社は、「損害保険会社」と「少額短期保険会社」に分けられるのです。
損害保険会社というのは、事業の規模が大きくないといけないのでハードルが高いのですが、「少額短期保険会社」は「少額短期」であるのを条件に、事業規模が小さくていいですよ、という会社なのです。
この少額短期保険の制度は比較的歴史が浅くて、2006年に開始されていますです。
補償は最大1000万円、保険契約期間は1年(第二分野は2年)となっています。
うさぎのペット保険はどんなのがある?
ペット保険を扱う会社は15社ほどあるのですが、小動物である「うさぎ」を扱う会社は少ないですよ。
- アニコム損害保険(どうぶつ健保ふぁみりぃ)
- 日本アニマル倶楽部(プリズムコール)
- ペットライフジャパン
保険としてみるポイントをいくつか挙げてみます。
補償割合は何%?回数は?
治療費は何%補償してくれるかということです。逆に言えば、残りの分は自己負担になります。
補償割合が50%であれば、は半分自己負担、100%は自己負担がないということです
例えば、5万円の医療費であれば、2万5千円は自己負担です。これが、100%であれば、負担の必要はありません。
しかし、注意点として、補償限度額というのがあります。それを超える部分は自己負担になりますよ。
医療費が12000円であって、補償100%であっても、補償限度額が10000円だったら、2000円は自己負担になります。
あと回数による制限もあります。
補償を請求できる回数が決められていることもあります。例えば、1年で3回手術をしたら3回目は自己負担ってこともありますね。
年齢が上がると保険料は変わるか?
年齢が上がると、体が弱って病気になる確率はあがりますから、保険料が変わっていく保険があります。
一方、一定額の保険もあります。
ただ、シニア期になると、シニア用のプランに入る必要の保険もあります。
何歳まで入れるか?
自分のうさぎも保険に入ってみようかなと思っても、加入年齢の制限があるところがあります。
約3~4歳のところと11歳でも加入できるところがあります。
使い勝手は?
保険金の請求は面倒なものです。
ペット保険は、動物病院で診察代を支払って請求書を保険会社に送って費用を受け取るのが一般的です。
しかしこれだと、保険が入る前に一度は自分で支払うために高額な医療費を用意しなくてはいけませんよね。
ですが、提携している病院の窓口で保険の清算ができるところがあります。
保険証を出せば、自己負担の分だけ支払えばいいので大金を用意することもありませんよ。対応可能な保険と病院が限られるので、事前に調べてから契約してください。
また、動物の相談窓口を設けている保険会社もあります。
使い勝手の良さも保険を選ぶ基準ですよね。
補償開始までの待機時間
ペット保険は、ケガや病気で病院にかかったらすぐに補償してもらえるというものでもありません。
会社やプランによっては、補償開始までの待機時間というのががあります。
例えばケガの場合に20日の待期期間があれば、契約してから20日間はケガでは補償されないってことですね。
保険に入って一安心、というわけでなく、待機期間中は保険に入ってないのと同じことですから気を付けてください。
ペット保険はいくらぐらいかかる?
基本的に掛け捨てタイプのペット保険ですが、月々いくらぐらいかかるでしょうか。
3社をみたところ、おおむね月額2000円弱~4000円強程度。年払いだと、安くなっています。
先ほども触れましたが、年齢が上がるにつれて保険料も高くなっていく保険もありますので注意が必要です。
ペット保険は必要?
任意保険となるペット保険。
月々の保険料も負担になるし、本当に必要かな?って思ってますよね。
もちろん入らなくても大丈夫です。もし病院にかかっても、普通に全額支払うだけです。
うさぎは個体差もありますが、病気がちの子がいます。大きな手術だったり、繰り返しになると、結構経済的な負担がかかってしまいます。
その負担を減らすために、月々数千円の保険料を支払うというのも良い手段です。
実際にペットを飼っている方で、ペット保険に入っておけばよかったと言っている方はたくさんいます。
金銭面で大切な家族であるペットに、治療を十分にしてあげられない…ってことは避けたいですよね。
健康保険がないペットだからこそ、任意保険であるペット保険は手段の一つとして考えておいても良いかもしれません。
まとめ
うさぎは病気がちな子もいるので、ペット保険は一考に値します。
どの保険会社がいい、とは一概に言えません。どの会社も特徴を出そうとしますから、自分に合った所を選ぶといいですね。
あとは、選ぶ際はメリットなど大きな目立つ文字ばかりを追うのではなくて、小さい文字で書いてある注意書きを読むことも大事です。
メリット・デメリットをしっかり理解して契約してくださいね。(おわり)
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