ひと昔もふた昔前の世代は、部活などでうさぎ跳びは当たり前にありました。
「巨人の星」という漫画をご存じでしょうか。第13話は「根性のうさぎ跳び」という内容ですよ。
しかし昨今は、うさぎ跳びが禁止されているようです。
うさぎ跳びは膝や腰を痛めるから、というのがその理由とされていますよ。
うさぎ跳びは逆効果で意味ないのでしょうか?
野球選手はうさぎ跳び禁止と言われ、ほとんどやってないと聞きますし、実際私も練習でうさぎ跳びをしているところをみたことがありません。
また実際学生時代、30年以上前になりますが、体育の授業でうさぎ跳びをした記憶がありません。
ここでは、うさぎ跳びは逆効果なのか、膝を痛めて悪影響があるのかについて知ることができます。参考にしてください。
うさぎ跳びは逆効果?
まずはうさぎ跳びのメリットを挙げてみます。
自分でやってみるとわかりますが、太ももにかなりの負荷がかかります。
負荷をかけるということは鍛えているということ。純粋に太ももの筋肉を鍛えるトレーニングです。
また、ぐっとしゃがんでからジャンプしますよね。重心を移動させながらジャンプするので、瞬発力が強化されます。
下半身の強化に役立ちます。
腰を落としてプレーをする競技、素早く動けないといけない競技、例えばバレーボールや野球ではうさぎ跳びをトレーニングメニューに入れるところもあるようですよ。
バレーボールはボールに素早く反応してレシーブしたりジャンプしてブロックしたりしないといけませんし、野球は速い打球に反応して動かないといけませんからね。
次はデメリットです。
膝を大きく突き出す姿勢で、負荷をかけることは、膝に大きな負担がかかります。さらに、
大腿四頭筋や大臀筋の他、下肢末端近辺の細かい筋肉に硬直的緊張を強いる。その結果、柔軟性の低下を招く。(引用:ウィキペディア)
柔軟性の低下を招くというとは筋肉を傷める可能性があるということ。
うさぎ跳びは瞬発力が強化されるメリットがありますが、膝関節や筋肉を傷める可能性がるというデメリットがあります。
スポーツ選手にとって膝関節や筋肉を傷めるのは致命傷。ですので、無理をしてする必要もないというのが答えです。
瞬発力が強化されますから逆効果といわないまでも、デメリットもありますからやめておいた方が無難ですね。
では、うさぎ跳びに代わるトレーニングはないものか気になりますよね。
次は他の方法について紹介します。
代わりとなる方法は?
うさぎ跳びは、膝に負担がかかるのがデメリット。ですので、膝に負担がかからない方法がおすすめです。
うさぎ跳びの代わりにおすすめなのがスクワットです。
うさぎ跳びは、膝を突き出しますが、スクワットはあまり突き出しません。さらに、同等の効果があると言われていますよ。
スクワットも正しいフォームでやらないと効果がないのですが、うさぎ跳びよりも簡単ですからやりやすいです。
スクワットなら家の中でもできるので気軽にできますよね。
やり方を変えれば強度も調整できますよ。浅くしゃがむだけのスクワット、深くしゃがむスクワットと変化させれば良いのです。
スクワットだけでもうさぎ跳びと同じ効果が得られると言われていますので、まずはスクワットを正しく行えるようにすれば良いですよね。
スクワットは地味な動きですが結構効果的。頭の後ろに手を持っていって何回かスクワットをしてみてください。
結構負荷がかかりますよ。
うさぎ跳びは「トレーニングをやっている感」が強いですが、ケガをする可能性が高いですから無理にする必要はないですね。
膝を守るためにもスクワットをするようにしましょう。
もちろん、スクワットも正しいフォームで行わないと効果がありませんので、最初のうちは正しいフォームを身につけるようにしてくださいね。
〇正しいスクワットのやり方(音がでます)
まとめ
うさぎ跳びについて紹介しました。
効果は一定度ありますから逆効果とはいわないまでも、膝・筋肉を傷める可能性がありますので辞めておいた方が無難です。
代わるものとしてはスクワットがあります。
スクワットも正しい方法で行ってくださいね。鍛える前に、体を傷めるようなことがあっては本末転倒ですよ。(おわり)