ペットショップで販売されているミニウサギ。
可愛いから飼ってみたいと思ってしまいますよね。
でも、飼ったとしたら何歳まで生きるのだろう、って考えてしまうのではないでしょうか。
しっかりお世話できるかを考えたとき、寿命を知っておくことは大事です。
ここでは、ミニウサギの平均寿命についてみていきます。参考にしてくださいね。
ミニウサギは雑種のこと
ミニウサギは「ミニ」とついているから、小さいうさぎなのだと思ってしまいがちですが、「雑種」のウサギのことを指しています。
何で「ミニ」がついているかというと、日本白色種(ジャパニーズホワイト)という日本ではメジャーな品種に比べて小さいということです。
「うさぎと亀」のお話に出てくるような、白い体と赤い目のウサギですね。
外国品種の輸入や交配の結果、その日本白色種より小さいうさぎであったので、ミニウサギと呼んだだけです。
その呼び方が現在でも続いているわけですね。
呼び名だけ残って、今は雑種という意味です。ですから、小さいうさぎのつもりで飼っても予想以上に大きくなることもあります。
この知識は是非知っておいてもらいたいです。
「小さいウサギが欲しかったのに、大きくなって思っていたのと違った」
と育てるのが嫌になったら、ウサギさんも可哀想です。
ミニウサギは例え最初は小さくても、大きくなってしまうことがあることを知っておいてくださいね。
ミニウサギの平均寿命は?
ウサギの寿命はオスかメスか、外飼いか室内飼いか等条件で違ってきます。そして品種によっても違ってきます。
だいたい4~5歳からシニア期に入っていき、5~10歳ぐらいが寿命の目途、6~7歳ぐらいが平均。
ただ、食生活もよくなっていますし、飼い方が上手になっている飼い主さんが増えています。ひと昔前より寿命は延びているはずです。
実際、15年生きているうさぎもブログで見かけられますよ。
さて、動物の雑種は丈夫ということは聞いたことがないでしょうか。犬でも猫でも雑種は丈夫です。
何が丈夫かというと、健康で病気になりにくいという点。
交配すると、遺伝的に弱い面は補われ、強い面が引き継がれると言われています。
この点に関して科学的に実証された文献は見当たりませんが、ペットを飼っている人なら経験上、雑種は丈夫と分かっています。
うさぎでも雑種は丈夫な傾向にありますよ。
健康で病気になりにくければ、長生きなはずですので、純血種よりは少し寿命は延びます。
ミニウサギの寿命は平均の6~7歳よりも少し長い、と捉えておけばよいでしょう。
犬や猫の寿命データをみると、雑種は一番長いですので、ウサギも当てはまるはずです。
雑種は丈夫?
先ほど、雑種は丈夫で寿命は長いと書きました。
ただ、もう一つの考え方として、純血種の方が丈夫でないとも言えるのです。
雑種が丈夫と決めてしまうと、どんどん丈夫な動物になって病気にならない完璧な動物になってしまいます。
これはおかしな話。
純血種は人間の好みの姿・形を目指して品種改良が行われました。人間好みの形を作って、そこで止めていますから、遺伝的に弱い面が残ったまま引き継がれることがあるのです。
品種によっては特徴的な病気が見られるのも、このことから。
雑種が丈夫というより、純血種の方が弱い傾向にあるともいえます。ですから、相対的に雑種が丈夫となってしまうのです。
まとめ
ミニウサギの寿命は他の品種より少し長め。
ウサギの平均とされる6~7歳よりも少し長い、と捉えておけばよいでしょう。
飼うとなったら、10歳以上最長15歳までは想定しておいたほうがいいですね。
ミニウサギは純血種に比べて、お値段も安め。また、どんな風に育つのかという楽しみもありますよ。
健康に育つことが多いので、ミニウサギはおすすめです。
でも、どうしても小さなうさぎが欲しいなら、ネザーランドドワーフや、ホーランドロップなどの純血種がいいですね。(おわり)