うさぎの抜け毛が最近ひどくて掃除に困っているといことはないでしょうか。
同時にうさぎに何かあったのかな、病気になったのかなと不安になりますよね。しかし、病気ではなく単なる毛の生え変わりの時期かもしれません。
そこで、ここではうさぎの抜け毛について解説します。
うさぎの抜け毛がひどいのはなぜ?
うさぎの毛が抜けて心配・・・。
あまりにひどい場合は受診を検討した方がいいですが、単に「換毛期」という場合もあります。
「単に」とつけてしまいましたが、結構ひどいので驚くかもしれません。
うさぎには換毛期(かんもうき)と言うものが年に4回あるのです。春と秋が主な換毛期なのですが、夏と冬にある場合もあります。
換毛期とは、毛が生え変わる時期のこと。
換毛期はうさぎだけではなくて、犬や猫にもあります。
なぜ、このように毛の生え変わりの時期があるかというと、主に「体温調節」のためです。体温調節が必要な時期といったら・・・、「季節の変わり目」です。
気温の変化に適応するため、換毛するのです。
この換毛期がなければ、うさぎにとっては命取りになる場合もあるのです。
例えば、暑いままたっぷりの毛を持ったままだと、熱中症になってしまいます。このため、気温の変化にあった毛の量を自然に調節しています。
暖かくなると風通しが良くなるなるように毛が生え、寒くなると温かく身を守ってくれるように毛が生えるのです。こうして毛を年に4回生え変えています。
ですが、この生え変わりの毛をうさぎが毛づくろいの際に謝って飲み込んでしまうと、お腹の中に毛が溜まり、『毛球症』と言う病気になる可能性があります。
抜け毛がひどい場合の対策は?
換毛期で抜け毛がひどい場合、食事とブラッシングで対策することができます。
食事
ペレットを普段より多く与えたり、栄養価が高めの食事を取らせて様子を見ます。
換毛期はたくさんのエネルギーを消費します。
あと、チモシーと水も普段よりも多めに与えます。そうすることで、体内に入った毛を排出させやすくします。これらはうさぎの様子をみながら進めていけばよいでしょう。
ブラッシング
毛球症を防ぐためにはうさぎが食べる毛を無くさなければなりません。
ですので毎日1回程度ブラッシングをしてあげるといいです。手を濡らしてうさぎを撫でるようにマッサージしてあげることでうさぎに不必要な毛が抜け落ちてきます。
またスリッカーを使うという方法もあります。
コームやラバーブラシだとうまく毛が取れない場合が多いです。しかし、スリッカーなら毛がするすると落ちてきます。
しかし、やりすぎると痛いくなり、嫌がるうさぎもいるのでやりすぎには気を付ける必要があります。
ブラッシングをした後でもどうしても毛は抜けてきてしまいます。また、ブラッシングを行っている際に毛が飛び散る可能性も。
その毛がカーペットに着いて、毛をうさぎが食べてしまうこともあるので、その対策を紹介します。
グルーミング集毛器という方法
グルーミング集毛器はうさぎの毛が抜けて空気中に舞っているのを吸ってくれる機械です。
室内でブラッシングをするのにピッタリですよ。
価格は大体2000円程度~です。
まとめ
換毛期について紹介しました。
うさぎには年4回換毛期が訪れて、その対策としては、水・チモシーを普段より多く与えたり、栄養価の高い食事を取らせることが重要になってきます。
また、ブラッシングも欠かせません。
ブラッシングの方法として手を濡らしてうさぎを撫でるようにマッサージする方法とスリッカーを使う方法があります。
どちらも良いブラッシングの方法ですが、空気中に毛が舞ったり、ブラッシング後に毛が抜ける場合もあります。その際はグルーミング集毛器を使い舞った毛を集めるという方法もありますよ。(おわり)