「うさぎの写真を上手に撮りたい」
そう思いますよね。
実をいうと高さと角度を意識する撮り方で、素人からの領域を一歩抜け出すことができるんです。
スマホでもカメラでも使える簡単なうさぎの撮り方テクニックですよ。
高さを意識した撮り方
基本、動物の写真を撮る時は目の高さです。
動物の雑誌や飼育本の表紙をみてください。どんな動物でも目の高さで撮られているのが分かります。
すべてとはいいませんが、かなり当てはまっているはず。
なぜかというと、人間には普段ない視点ですから、無意識レベルで興味を惹くんですね。
うさぎだったら、小さいから正面からみる機会は少ないでしょうし、キリンだったら背が高すぎるので正面からの顔はわかりません。
だから動物の目線で撮った写真というのは興味が沸くんです。
それと、同じ目線だと動物の世界に入ったような没入感も感じることができます。
人間の視点が抜けてしまって、うさぎを例に挙げるとうさぎの世界に入ってしまいます。うさぎはかわいいですから、それが強調されるんですね。
一つ例を挙げてみます。
床においてあるケージに入っているうさぎと、ペットショップのように高い所においてあるうさぎ。
どちらがかわいくみえるでしょうか。
ペットショップの高い所にいるうさぎの方がかわいく見えませんか。
うさぎと同じ高さの目線になることで、かわいさが強調されるんです。
お客さんに見えやすいような高さにしてあるのが本来の目的でしょうが、副次的な効果として、かわいく見えるようになっています。
かといって、自宅でも高い所にケージを置いておくと危ないです。低い所におくようにしてください。
うさぎは骨が弱いので、高い所から落ちると骨が折れてしまいます。
「動物の写真を撮る時は目の高さ」、これは基礎的な知識です。知っておいてくださいね。
もちろんすべてが目の高さとはいいません。
何か他のことを主張したい時は、必ずしも目の高さではありませんよ。
角度を意識した撮り方とは?
動物の目の高さを意識した撮り方を紹介しましたが、次は角度をつけた撮り方を紹介します。
角度は英語では「アングル」といいます。
- カメラの角度が水平だと、「水平アングル」
- 下向きだと、「ハイアングル」
- 上向きだと「ローアングル」
となります。
角度をつけると目の高さからは外れますが、主張ができるようになります。
まずは、ローアングル。下から撮る写真です。
ローアングルは、威圧感を表現できます。
威圧感、圧迫感、怖さ、これを表現したい時は、下からがおすすめです。
例えば、
「うちのうさぎの○○ちゃんは怒ってるぞ、プンプン!」のような意味合いを表現したい場合は、下からの撮り方、ローアングルがおすすめ。
うさぎのような動物にかぎらず、建物でも下からの撮り方では威圧感、圧迫感を表現できます。
次はハイアングル。上から撮る写真です。
一番素人っぽい感じになってしまうのが、このハイアングルの撮り方。
当然うさぎは地面にいて、人間の方が背が高いですから、自然に上から目線のハイアングルの写真になってしまいます。
ハイアングルは下手をすると凡庸な感じになってしまいます。
しかし、いつも動物を見ている視点なので、安心感があるメリットがあります。
また写真が多いと、同じ目線で水平アングルの写真ばかりだと疲れてきますし、単調になってきます。
勝負写真は目の高さで水平アングルにして、写真が多い場合は、このようなハイアングルを入れていくのがよいでしょう。
また、うさぎのかわいさをメインとした話題ではなく、うさぎはニンジンを食べますよ~というように、テーマの主眼が他にあれば、上からのハイアングルの写真が向いています。
うさぎの可愛さをメインにしたいなら、目の高さで水平アングルがおすすめです。
一般の人の投稿写真をみると、たいてい、うさぎの目の高さよりちょっと上からのハイアングルなんです。
うさぎは小さいですから、どうしてもそうなっちゃうんですね。
「おー、飼い主さん頑張って撮ってるな」と感じてしまうような写真なんです。
けど、完全に没入感がでるように目の高さ水平アングルがおすすめですよ。
まとめ
うさぎの撮り方について紹介しました。
かわいく撮りたければ、目の高さで水平アングルということを覚えておいてくださいね。
雑誌や飼育本の表紙をみてみてください。ほとんど、そのように撮られているはずです。
カメラでもスマホでも簡単にできます。
カメラのテクニックはまだまだありますが、これだけ知っておくだけでも一歩差をつけられますよ。(おわり)
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