うさぎのお世話は色々あるけれど、爪切りもその一つ。
爪も、歯と一緒で放っておくと伸び続けてしまいます。ですから定期的に切ってあげる必要があります。
でも、初めて飼って間もないうちは、どこまで切っていいかもわかりませんよね。
長さのポイントについて紹介します。
爪はどこまでの長さにする?
「うさぎの爪はどこまで切ったらいいのかな」
初めてうさぎを飼った場合は、そう思ってしまいますよね。
スッキリ短くしてあげればいいのかと思うかもしれませんが、それはいけません。
というのも、うさぎの爪の中には、血管と神経が走っている部分があります。爪全体がそうではありませんが、根元に近い部分がそうです。
その部分を切ってしまうと、出血しますし痛いです。その部分を切らないようにするのが爪切りの基本です。
切らないようにと言っても、あまりギリギリだと、血管と神経を切ってしまう可能性がありますので、余裕を持って上の方を切ります。
血管と神経がある部分までの2~3ミリ先を切るようにします。
では、血管と神経の部分は分かるのかというと、爪の中で赤くなっている部分がその部分です。
分かりにくければ、懐中電灯で照らしてみることです。爪の黒いうさぎもいますので懐中電灯などで照らすとやりやすいでしょう。
ほんのり赤くなっている所に血管が走っています。
簡単に切れるの?
爪を切る時、怖がってすぐに逃げてしまううさぎがいます。その点では初心者にはなかなか難しいもの。
怖がらない場合は、座って膝に乗せて切っていけばよいだけです。前あしは腹ばいのまま、後ろ足は仰向けにすれば切りやすいです。
うさぎの爪は前脚5本、後ろ脚は4本ありますので、合計18本。前あしと後ろ足では数が違いますよ。
前あしの親指は他の指より、やや下の位置にあります。
問題は、怖がるうさぎの方です。
うさぎは骨が弱い動物ですから、あまり強く抑え込んでしまうと、骨折してしまう可能性があります。
爪を切っている時でも、暴れたら危ないですよね。
そのような場合は、最初は無理せず動物病院で切ってもらうのがいいです。
爪切りは500円から千円程度なので、高くはありません。獣医さんに切り方についてアドバイスももらえるはずですよ。
家でする場合は、また二人で行う方法もあります。一人が抱っこして、もう一人が切る役。
一人だと、動かないように抱っこすることと、爪を切ることの二つのことに意識しなければなりません。
こうすれば、比較的楽に切ることができます。
また一日で全部切ってしまわないといけないということもありませんから、慣れないうちは一日一本ずつ切ってあげるという方法もあります。
飼い主さんもうさぎも少しずつ慣れていけばいいってことですね。
自分でするなら、上手な人の爪切りを見てシミュレーションしておくのがおすすめです。
飼い方の本を見ても分かりづらい時がありますよね。上手な人の爪切りを見ておくことをおすすめします。
この動画では、正面からうさぎを抱いて、うさぎごとゆっくり前かがみになり、自分の太ももの間に仰向けに入れるという方法でしています。
上手で参考になります。
また、爪切りの段階の前に、抱っこになれさせておくことも大事。
爪を切り終わったら、ごほうびとしておやつをあげるのも、効果がある場合があるので試してみてください。撫でてあげて、うさぎを褒めてあげるのも良い方法です。
まとめ
爪は、赤っぽくなっているところが血管と神経です。
どこまで切るべきものかについてですが、血管と神経を切ってしまう可能性がありますので、2~3ミリ先を切るようにします。
最初はなかなか難しいので、無理をしない方がいいですね。獣医さんにおまかせしたり、二人がかりで役割を分けて行う方法もあります。
また、一日で終わらせる必要はありませんから、何日かにわけて行うのも有効です。
最初は大変でも、慣れれば一人でも出来るようになりますよ。(おわり)