うさぎの寿命。
うさぎを飼おうと思った時、どれくらい生きられるのか知っておきたいところですよね。
長いのか短いのか気になるところでしょう。
あとギネスに登録されたご長寿うさぎも紹介します。
うさぎの寿命は長い?短い?
うさぎを飼った経験のない人にとっては、うさぎの寿命がどのくらいなのかは分からないものです。
一般的にうさぎの寿命は5~10年程。
長いでしょうか?短いでしょうか?犬や猫は平均寿命は、10年以上。それに比べると、うさぎはの寿命は短いですね。
うさぎのおおよその寿命の目安は、5~10年ですので、とても幅があるように思えますが、うさぎの種類や飼育環境によって差が出てきます。
今では15年も生きるうさぎもいます。
上手に育てれば、このように長生きできるうさぎもいるんですよ。
また、寿命が短いからといって、それが飼い主の原因だとは言い切れません。その子の遺伝的な体質が理由もあります。
さて、うさぎのシニア期ですが、一般的に4~5歳から。
うさぎにとって5歳というと、人間でいうと中高年に当たるんです。人間と同じように、どうしても体にガタが来てしまい、5歳を超えると病気になりやすくなります。
うさぎの寿命が長くなってきたのは近年になってからですから、寿命が5歳だからといって先が短いというとは一概には言えませんよ。
寿命と心拍数の関係とは?
基本、哺乳類は体が大きいほうが寿命が長いというイメージはあるでしょう。寿命は心拍数と密接な関係があると言われています。
ヒトのだいたいの心拍数は1分あたり約60。寿命は約80年。
それに比べて、うさぎは1分あたり約200。寿命は平均7年。
ちなみにゾウは、1分間に約30。寿命は約70年。
心拍数が高い方が短命で、低い方が長生きです。
哺乳類が一生に打つ心拍数は、ほぼ同じという説があるんですよ。
上記の例で簡単に計算してみましたが、うさぎは200×7=1400。ゾウは30×70=2100。ヒトは60×80=4800と、バラバラになってしまいます。
もっと高度な計算が必要なんでしょうが、比例関係はしっかりしています。
心拍数が高いほど短命、心拍数が低いほど長生き。これは確かです。
ギネスに登録されているうさぎの寿命とは
ギネスに登録されている一番寿命が長いと判定されたうさぎは18歳10ヶ月。
5歳ぐらいからシニア期に入っていきますから、このうさぎは本当に長生きしたんですね。
最近うさぎでも寿命は長くなってきていて、その理由として医療技術の向上や、餌の質の向上などが挙げられます。
うさぎを飼っていく上で、どうやったら自分の大好きなうさぎが長生きしてくれるか、環境を整えたり、食事内容を吟味したりした結果、このように長生きしてくれるうさぎが出てきたのでしょう。
もちろん、うさぎにだって個体差がありますから、どんなに飼育環境を整えたとしても、寿命が短い子だっています。
そうだったとしてもやはり、縁があって自分の所に来てくれたうさぎですから、出来るだけ健康で長生きしてくれるように、飼い主側も気をつけてあげてほしいです。
ちなみに最初にご紹介したギネス記録を持っているうさぎはオーストラリアで野生のうさぎから家畜化されたうさぎ。
その後も世界中では長寿のうさぎが登場しています。
アメリカのネザーランド種のうさぎは14歳ですし、イギリスのミニチュアラビット種のうさぎは16歳の記録を持っています。
またアメリカのジャージーウーリー種のうさぎは17歳で2013年に天国へ旅立ちましたが、このうさぎの飼い主さんはうさぎを長生きさせる秘訣として、太らせないことを挙げています。
食事は極めてシンプルにして、食事にあまり変化を持たせないようにしていたそう。
人間の感覚だと単調な食事は一見つまらなそうに思えますが、実は健康で長生きさせるためには大切なんですね。
まとめ
うさぎの寿命は5~10年です。長いか短いと感じるかは、人それぞれでしょう。
私は猫を飼っているので、うさぎは短いと感じます。猫は15年以上は生きますからね。
もしうさぎを飼っていたら、出来るだけ元気で長生きしてもらいたいでしょう。
そのためには飼い主さんの努力も必要でしょう。うさぎが長生き出来る環境を整えていってあげることが大事。
それと同時にどんな些細なサインも見逃さないようにして、うさぎの体調の変化をいち早く見つけてあげてくださいね。(おわり)