ヒートショックは知っていますでしょうか。
人間でも気をつけなければいけないというヒートショック。
うさぎにも起こり得るのか紹介します。
ヒートショックとは?
ヒートショックとは寒暖差による急激な温度変化が体に与えるダメージのことです。
人間というのは急に寒いところに行くと、キュッと血圧が上がります。
それは体温が逃げないように、血管が収縮するため。
その血圧の変化で脳卒中や心筋梗塞を引き起こしてしまう危険性があるんですね。
それが起こりやすいのは血管が弱くなっている高齢者です。
発生場所としては、家でいうとお風呂場。
お風呂場でのヒートショックによる事故って結構多いんです。服を脱いで浴室に入ったら寒いです。
逆に湯船に浸かったら、血管は拡張します。そんな繰り返しですから、お風呂での事故って多いですよ。
年間1万6千人以上が入浴中の事故で亡くなっている原因でもあります。
若い人は血管が強いから、ということでヒートショックの心配はないと思ってしまうかもしれませんが、メタボで高血圧や動脈硬化の症状がみられる場合は注意した方がよいでしょうね。
そして、特に注意したいのが冬場です。
寒い外気と温かい風呂との温度差によって、よく発生するのが冬の時期です。
だから高齢者がいる家庭で、このヒートショックを知っている人は脱衣室にヒーターをつけて、浴室の扉を開けて温度差をなくすようにして対応してます。
あと、もう一つの方法として、お湯がもったいないですが、シャワーでお湯をだして浴室を温めておくという方法もあります。
うさぎの場合は?
うさぎも動物ですから血液が流れています。
だから、もちろん血圧もありますよ。
wikipediaによると、上が90–130 、下が 60–90 mmHgで結構、うさぎは人間と近い値です。
血圧があるなら、やはりヒートショックには気をつけないといけません。人間と動物は違うと思ってしまいますが、ペットのヒートショックも昨今問題提起されつつあります。
というのも、ペットも高齢になるまで生きることができるようになったからです。
人間と一緒でペットも高齢化すれば血管がもろくなります。
だから、もし長生きさせるなら、寒暖差はペットにも注意が必要になってきます。
犬や猫はお風呂に入るケースがあり、ヒートショックは気をつけなければならないが、うさぎはお風呂に入らないからさほど心配しなくてもよいと思うかもしれません。
でも、お風呂でなくても寒暖差を感じることがあります。
例えば、よくありがちなのが人間が寝る時に、うさぎの部屋の暖房も切ってしまうことです。
人間の場合と同じに考えて、暖房を切ってしまうと寒くなって調子を悪くするうさぎが多いようです。
高齢化したうさぎに対しては、夜も暖房をつけて一定の温度を保つのが良いですが、暖房費が高くついて困るという場合もあるでしょう。
寒さ対策は?
冬は暖房をつけて寒くしないようにするのがベストなんですが、そうもいかない場合ば、毛布やブランケット、ダンボールを使って覆ってあげることです。
部屋の暖房を切って急激に温度が下がってしまうと、うさぎも体調を悪くしがちです。
高齢化したうさぎであれば、それこそヒートショックに気をつけなければなりません。
毛布などの覆いが緩衝作用で急激な温度変化を和らげます。
そしてペット用の足元ヒーターを是非、置いてあげてください。これならば部屋を全部暖めるほどの電気代は必要ないですし、足元が温かいと体も温かくなります。
まとめ
うさぎとヒートショックをテーマに紹介しました。
うさぎに長生きしてもらい、そう思ったら寒暖差にも注意してくださいね。
今は15歳まで生きるうさぎもいますから、寒暖差対策はそこを目指すためのファクターの一つとなります。(おわり)