今の時代、夏の暑さはハンパなくなってきましたね。
昔の夏は30度を超えたら暑いなあと言っていたのに、今だと30度程度なら涼しいぐらいです。
さて、高温になってきたら熱中症対策が必要に。
体温以上の暑さは外に熱が出て行かないので、体に熱が溜まり危ないんです。
それは、人間もうさぎもです。
少しでも和らげるためにできる対策として、「アルミプレート」。
この商品について紹介します。
アルミプレートとは?
アルミプレートとは、アルミニウムで出来ている板のことです。
そもそも金属は触ると、ひやっとしますよね。
金属というのは、熱伝導率が高いので、熱を逃がしやす性質を持っています。
金属が冷たいということではなくて、触った時の体温が金属に伝導してしまうため、冷たく感じるんです。
プラスチックや木材は熱が伝導しにくいので、冷たく感じません。
アルミニウムは、熱伝導率が高いため冷たく感じるんです。
〇熱伝導率一覧(出典:Wiki)
- 銀 428
- 銅 403
- 金 319
- アルミニウム 236
- 鉄 83.5
- ガラス 1.4
- 水 0.5
- ポリエチレン 0.41
- 木材 0.15
- 空気 0.02
銀は428と、とっても数値が高いです。
銀のスプーンを口に入れると冷っとするのはこのためですね。
ひんやりするプレートにアルミニウムが使われているのは、金属としての値段が安めですし、軽いというメリットがあるからです。
さて、この前ペットショップに行ったら、うさぎさんのケージに、このプレートが入れてありました。
乗っかって寝ていたので、気持ちよいのでしょう。
上手に使えば、効果的なプレートですが、下手な使い方では効果を発揮できないんです。
アルミプレートの5つの注意点
熱中症対策で、アルミプレートを使うのは一つの手段として効果があります。
まず一点目の注意点ですが、エアコンの代用になるものではありません。
あくまで、エアコンで温度管理して、サポートするものです。
暑い中、エアコンを切ってアルミプレートで代用することはできません。
あくまでサポートするものなんです。
なぜかといえば、部屋が暑いと、その暑さがアルミプレートに伝導しているので意味があまりないのです。
熱が逃げないんです。
それに、うさぎとしても体の触れている部分は一部分。
大部分は空気に接しています。だからエアコンが最も大事なんです。
そして、二番目の注意点としては直射日光を避けること。
私も試しにこのプレートを直射日光の当たる場所に置いてみましたが、しばらくすると温かくなっていました。
そもそもケージの場所は、日陰の涼しいところにする必要がありますから、あまり心配することはないでしょうが、知っておいてくださいね。
三点目の注意点は、アルミプレートの注意点は、縁と四隅が鋭利になっていないものを選ぶことです。
たいていは、四隅は丸く加工されていたり、縁も厚みがあるように作ってありますが、自作のプレートを使う場合は注意しなければなりません。
ホームセンターに行けば、アルミ板として商品より安く売っているんです。
うさぎ用のひんやりプレートを1300円程度で私は買いましたが、アルミ板だと、それより安く買えるんです。
四隅を丸く加工したり、滑り止めをつけるなら、市販品を買った方がコスパが良くおすすめです。
それに、アルミ板は厚さの問題もあります。
100円ショップで売っているような薄いタイプはあまり効果ありません。ホームセンターのアルミ板も薄いほど安いですが、薄いのは効果も薄いです。
四点目の注意点は全面に敷かないことです。
エアコンが効きすぎて寒くなってしまったら、アルミプレートの上では寒くなってしまいます。
あくまで一部分だけにしておいてください。場所を選ばせてあげられるようにしておいてあげてくださいね。
五点目の注意点は、すべりやすいことです。
ツルツルしているので、その上では歩きにくそうです。うさぎは肉球がありませんから滑るんです。
その点では、布製や陶器製のひんやりマットに分がありますね。
一般的に家で飼われているうさぎは小さめですし、あまり大きなプレートは必要ありません。体のサイズか、それよりちょっと大きめぐらいで良いですよ。
大きなプレートでなければ値段もそんなに高くありません。1300円程度で買えるはずです。
熱中症対策グッズとしてのメリットがある
アルミプレートの注意点をさんざん挙げましたが熱中症対策グッズとしてメリットもあります。
それは、掃除がしやすいこと。
汚れても拭けばいいだけです。
布製だと汚れが染み付いたり、陶器製だと、その上におしっこしてしまって吸収されて臭いがするかもしれません。
その点、アルミプレートは拭けばいいだけ。
簡単なんです。
耐久性もありますから、1個買っておけば、ずっと使えるのもメリットです。
まとめ
アルミプレートについて紹介しました。
上手に使えば効果がありますが、使い方を間違えれば効果がないばかりか、命にかかわることもあります。
諸刃の剣ですので、気をつけてくださいね。
熱中症対策に知っておきたいグッズです。(おわり)