うさぎ好きの方なら一度は行ってみて欲しい島があります。
それが、うさぎ島と呼ばれている大久野島。
大久野島は広島県にある島で、瀬戸内海に浮かんでいる小さな島です。うさぎ好きの間で非常に話題となっており、うさぎ目当ての観光客も多くなっていますよ。
大久野島はフェリーで行く島
大久野島は島ですから、周りは海に囲まれています。
そのため、そこにアクセスするためには、フェリーが必須です。他に行く方法がありません。
忠海港から大久野島行きのフェリーが出ているので、忠海港までアクセスできれば、簡単にうさぎ島まで行けますよ。
「忠海港までが難しいのでは?」と思われるかもしれませんが、JR忠海駅から歩いて7分ほどです。
JR忠海駅までは・・・
山陽新幹線山陽本線JR三原駅からJR呉線に乗り換え。
JR呉線に20分ほどでJR忠海駅に到着。
広島バスセンターから出ている芸陽バスかぐや姫号に乗る。
およそ100分バスでJR忠海駅に到着。
忠海港から出ているフェリーは2種類。
休暇村客船もしくは大三島フェリーのどちらかに乗ります。フェリーの料金は、片道360円です。およそ15分もフェリーに乗っていれば、大久野島桟橋に到着しますね。
うさぎ島とは?
猫が多い島も猫島として話題になっていますが、大久野島にも、うさぎがたくさん生息しているためにそう呼ばれています。
「うさぎがいっぱい住んでいるといっても、どれほど?」と思われるかもしれませんが、実は大久野島には島中にうさぎが生息しています。
その数はなんと、700羽。
大久野島は周囲4.3kmとそれほど大きな島ではないので、700羽もいれば沢山いることが分かるのではないでしょうか。
現在ではうさぎ好きの間だけではなく、テレビや雑誌などでもうさぎをたくさん見られる島として紹介されています。
その影響もあって、観光客が増えています。観光客が増えたことにより、大久野島の環境状況やアクセスも整備され、観光に訪れやすい島になっているのです。
そのため、「島への観光って不便なのでは?」と思っている方でも安心して大久野島へ観光に行けますよ。
実際に大久野島に行かれた方の中では、「うさぎ島、行ってみたらよかった!」とする声が多いですね。
なぜ、こんなにいっぱいいる?
終戦から数十年経った1971年のこと、大久野島ではないところの小学校で飼育されていたうさぎが、飼いきれなくなりました。
そこで、そのうさぎ8羽を大久野島に放ったのです。この8羽が大久野島で繁殖を繰り返し、今では700羽にものぼる数までいっぱいに増えたというわけです。
たった8羽だったものがここまで増えるのかと疑問にも感じますが、どうやって増えたのかは明らかにされていません。
しかし、考えられていることは、大久野島でうさぎが繁殖するにあたって、天敵のいなかったことが、ここまでの繁殖につながったのではないか、と言われています。
しかも、観光客が増えて餌もたくさんもらえる状況になってからの繁殖が目覚ましいと言われており、天敵がいないうえに餌も確保されていることが、多くの繁殖につながっていると考えられています。
まとめ
うさぎ島に行ける機会があれば、絶対にうさぎと触れ合ってきてほしいですね。そのためにも、餌を購入するのがマストです。
うさぎに寄ってきてもらうためには、餌をあげるしかありません。大久野島にはうさぎの餌が販売されているので、ぜひ購入しましょう。
ただし、大久野島では、うさぎが快適に過ごせるようにルールが決められています。ルールを守って、触れ合いを楽しんでくださいね。(おわり)
うさぎいっぱいの島、通称うさぎ島。 広島県の大久野島のことです。周囲がたった4kmしかない大久野島は今でこそ野生のうさぎがいっぱいいて、とても平和な島です。 以前は大久野島の存在は地元の人しか知らない状態が続いていました …