うさぎに人参の葉っぱの部分は与えていい?皮や中身は?

うさぎと言えば人参、というイメージはありませんか。

ピーターラビットの絵本で、人参のような物を食べているシーンがあります。なので、うさぎは人参を食べる動物だと思っている人は多いでしょう。

しかし、本当に与えてもいいのでしょうか。

ここでは人参の葉っぱの部分は与えていいのか、また皮・中身の部分はどうなのかについて紹介します。

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にんじんの葉っぱは与えてもいい?

人間は、人参の葉っぱを食べる人は少ないです。

ですので、うさぎに与えても大丈夫かな?と心配になる人も多いですが、人参の葉っぱは与えても良いです。

にんじんの葉

中身のように糖分は多くありませんし、刺激物は含まれていません。それにうさぎは葉物が大好きな動物なのでとても喜びますよ。

 

カロリーは100gあたり18kcal程度なので低いです。ビタミンが豊富に含まれていて実をいうと人間が食べても体にいいですよ。

ただ、人参の葉っぱには、キアゲハの幼虫がついていたり、他の虫がついていたりするので注意してくださいね。

畑になっている人参をみると、キアゲハの幼虫がついていることがよくあります。逆にいえば、それほど栄養があるということです。

にんじんの中身は?

私たちがよくグラッセや肉じゃがで食べるにんじんの中身部分。

中身の部分は結論から言うと、多く与えるのは良くないです。なぜならカロリーが高いんです。

だいたい100gあたり37kcal。根菜類は中身の部分に栄養を貯めていきますから、どうしてもカロリーが高くなってしまいます。

 

あと意外と水分も多いんです。ほとんどの野菜はたくさん水分が含まれていて、にんじんも90%が水です。ちなみにトマトやレタスは95%。

水分の摂取しすぎもよくないので、程よく与えるようにしてください。人参は食べられないことはないですが、多く与えすぎないようにしましょう。

にんじんの皮は?

人参の皮の部分は食べることができます。ここは、糖分や水分が少ないです。

βカロテンもたっぷりで栄養があり、昨今は人間もよく食べるようになってきています。

もし皮を食べる習慣がないなら、よく洗ってうさぎさんにあげてもよいでしょう。

寝そべっているうさぎ

茹でたものをあげてもいい?

茹でて柔らかくした人参を食べさせていいのかという疑問がありますよね。

茹でてしまうとビタミンCなどの栄養成分がお湯に溶けだしてしまいますし、水分を多く含んでしまいます。ですから、茹でて与えるのは止めた方が良いです。

 

あと、うさぎは歯が伸びる動物。

柔らかい食べ物は歯を削ることができず、よくありません。シニア期に入ってきたら、柔らかい食べ物は検討することになります。

茹でるのではなく生でうさぎに与えましょう。しかし、冷蔵庫で冷やしたにんじんはうさぎの体を冷やしてしまいます。

ですので、与える前には常温に戻してあげて与えてくださいね。

どれくらい与えてもいい?

どれくらいの量をうさぎに与えてもいいのかについてですが、人参の葉っぱについては主食として与えるのは大丈夫です。

糖分もありませんし、むしろうさぎにうってつけの食べ物。

しかし、糖分が多く含まれているにんじんの中身を主食として与えるのはよくありません。あくまでもにんじんの中身はおやつ程度に与えるようにしましょう

 

「人参を与えたら水を飲まなくなってしまった!」

という話をよく聞きます。先ほども触れましたが野菜は水分量が多い食べ物なんです。

人参にも水分が多く含まれているためうさぎは水を飲まなくても大丈夫になります。一時的なことなら問題ありません。

うさぎの中で水分をどれだけとればいいのかわかっているのでしょうね。でも、人参の与えすぎて水を取らないのもダメなので気を付けましょう。

まとめ

人参はうさぎに与えても大丈夫な野菜です。

葉っぱの部分は良いですが、中身は水分や糖分が多いです。皮は栄養がありますし、食べても問題ありません。

また、子ウサギは消化器官がまだ安定しないので、生後4か月以降に少しずつ与えるのが良いです。

与え方として、他の野菜と混ぜてバランスよく与えるのがコツですよ。(おわり)

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