うさぎを飼っていて、何か資格を取りたい!
と考えた時、どんなものがあるでしょうか。
さすがにうさぎに特化した資格はありませんが、ペットとしての愛玩動物飼養管理士というのがありますよ。
この資格について紹介します。
愛玩動物飼養管理士とは?
資格名「愛玩動物飼養管理士」という名称から、どういう資格かはだいたい想像できます。
愛玩動物はペットのことで、飼養は食べ物を与えて養い育てることです。
ですから、ペットを飼う上で適切に管理できようにする人だと分かりますね。
ただ、もっと他のことも求められる資格ですよ。
- ペットの習性や正しい飼い方
- 動物関係法令(動物愛護管理法・ペットフード安全法など)
- 動物愛護の精神
ペットを上手に飼う方法だけではなくて、法律や精神論も学ぶことになります。
自分のペットの食事とかしつけを上手にする方法だけではなくて、動物関係の法令も知って、愛護の精神を世の中に広める役割というのも、この資格には求められていますよ。
資格の概要は?
資格者、受験料など
資格の主催者である、公益社団法人日本愛玩動物協会によると、
1級 | 2級 | |
期間 | 6か月以上 | |
受講資格 | 2級資格を有し、認定登録された者 | 該当年の4月1日現在、満15歳以上の者 |
申し込み | 春季と夏季の2回 | |
受験料 | 34000円 | 32000円 |
認定登録料 | 20000円 | 8000円 |
※情報は変更の場合もありますので、受験の際は日本愛玩動物協会のサイトを確認してください
平成28年までに19万人が受講したそう。
対象者は2級ですと、年齢だけが条件です。ペット業界で働く人の他、学生や主婦でも受講できます。
15歳以上であれば、やる気があればできるということですね。
流れ
- 資料請求、申し込み
- 受講・受験料の入金、申込書の送付
- 教材到着
- スクーリング出席
- 課題提出
- 認定試験
- 合否通知
- 認定登録
以上のような流れになります。
スクーリングが特徴ですね。スクーリングとは「講習会」のこと。実際に先生から講習を受けるという形になります。
しかし、講習は1日だけですので、特に大変ではありません。
今のところ、全都道府県で実施されていないので、お住まいの場所によっては県外に出向いて講習を受けなければならない場合もあります。
メリット・デメリットは?
ペット関係の仕事で独立・開業する人、またペット関連の企業には「動物取扱責任者」を1人以上置かなければなりません。
「動物取扱責任者」の資格要件の一つとして、この「愛玩動物飼養管理士」がありますよ。
ペットに関する仕事に就きたいな~と思ったら、取った方がいい資格なんですね。
もちろんペットを飼う上で、正しい知識を習得できますからそれもメリットです。
デメリットとしては、スクーリングもありますから交通費など費用がかかること、社会的な認知度はまだ低いということでしょう。
受験者数・合格率は?
受験者数・合格率も気になるところですね。
令和3年度のデータが公表されています。
受験級 | 受験者数 | 合格者数 |
1級 | 1757名 | 1426名 |
2級 | 9468名 | 8293名 |
合格率は、8割以上ありますね。
真面目に勉強すれば合格できるといえます。
うさぎに関する部分は?
公式サイトに講習内容が紹介されています。
(2級)
- 愛玩動物飼養管理士、人と動物の関係学Ⅰ
- 動物関係法令Ⅰ
- 動物の飼養管理Ⅰ(総論、犬と猫の飼養管理)
- 動物の飼養管理Ⅱ(その他哺乳類・鳥類・爬虫類の飼養管理)
- 動物のしつけ
これらの講習内容をみても、うさぎに関わる部分は多いです。
「動物の飼養管理Ⅱ(その他哺乳類)」、「動物のしつけ」あたりが飼い方の面で勉強になるでしょうね。
まとめ
愛玩動物飼養管理士について紹介しました。
うさぎを上手に飼いたいと思うなら良い資格でしょう。
スクーリングは交通費などお金がかかりますが、同じこころざしを持った人が集まるので刺激になりますよ。(おわり)