日本はもちろん、世界中で愛される白い小さなうさぎの女の子・ミッフィー。
日頃ミッフィーのキャラクターに親しんでいても、どこの国で生まれたのかを知っている人はあまり多くはないかもしれませんね。
ここではそんな問いにお答えします。
ミッフィーはどこの国のキャラクター?
ミッフィーの作者は、オランダの人です。
オランダのユトレヒトという街で生まれました。
つまり、ミッフィーはオランダ生まれのキャラクターなんです。
オランダと言えばチューリップや木靴などちょっとメルヘンなイメージもあるし、出身地としてもぴったりな感じですよね。
ちなみに、ユトレヒトはオランダで日本人に一番人気のある街とも言われ、観光面でもとても楽しめる街となっていますよ。
人口は約30万人で、オランダ第4の都市です。街の中心部にはアムステルダム・ライン運河が流れていて綺麗な街並みを運河クルーズで楽しめるんです。
さて、ユトレヒトはミッフィーを生んだ街ですから、いたるところにミッフィーをモチーフにしたものがあります。
世界に一つしかない「ミッフィーの信号機」を見つけたらとてもラッキーです。
七色の虹のような横断歩道とあいまって、おとぎの国の雰囲気を街並みに溶かし込んだ様子は、ミッフィーファンでなくとも魅了されるのではないでしょうか。
ミッフィーの作者は?
ミッフィーの作者はディック・ブルーナという人です。
あのかわいいキャラクターですから、女性の作者かと思いきや実は男性。白ひげが特徴の人です。
1927年生まれで2017年に89歳で亡くなられました。
小さい頃から絵を描くことが好きで、大人になってからは本の装丁を手掛けるグラフィックデザイナーとして活躍しました。
この時期にミッフィーの絵本を描いています。
ディック・ブルーナさんが家族と出かけた際に、海辺で出会った野うさぎをモチーフに生み出したとされていますよ。
ミッフィーのお話のなかに出てくるスナッフィーという名前の犬も、ディック・ブルーナさんの愛犬をモデルにしているとのこと。
最初は子どもたちを寝かしつけるための小話として、小さなうさぎの物語を創作したのがお話のはじまりです。
日本ではミッフィーですが、オランダではナインチェという愛称で親しまれていますよ。
ミッフィーの作者によるシンプルな世界
ミッフィーの絵本を見ていて、とてもシンプルながらどこかあたたかい、そしてさまざまな想像が膨らんでいく…。
読み手がお話に入り込むための椅子を用意してくれているような感覚になったことはないでしょうか。
作者であるディック・ブルーナさんは、シンプルだからこそ生まれる想像力を重視していたと言われています。
何も描き込まれていない背景に子どもたちはお花畑を見たり、晴れ渡った空を見たりするのでしょうね。
その想像力を掻き立てるあたたかなお話の数々…それぞれ読まれる国によって、子どもたちが想像する背景にも違いがありそうで、なんだかおもしろいですよね。
まとめ
ミッフィーはオランダで生まれたキャラクターです。
作者はディックブルーナ。男性です。
ミッフィーは日本でも親しまれていますが、オランダでも同じく親しまれているキャラクターですよ。