
日本はもちろん、世界中で愛される白い小さなうさぎの女の子・ミッフィー。
日頃ミッフィーのキャラクターに親しんでいても、どこの国で生まれ育ったのかを知っている人はあまり多くはないかもしれませんね。
ミッフィーはどこの国のキャラクター?
ミッフィーの作者は、「ディック・ブルーナ」という人です。
オランダのユトレヒトという名前の街の生まれました。
つまり、ミッフィーもオランダ生まれのキャラクターなんです。
オランダと言えばチューリップや木靴などちょっとメルヘンなイメージもあるし、出身地としてもぴったりな感じですよね。
ちなみに、ユトレヒトはオランダで”日本人に一番人気のある街”とも言われ、観光面でもとても楽しめる街となっていますよ。
人口は約30万人で、さまざまなアート施設があり、そのなかにミッフィーミュージアムもあります。
いたるところにミッフィーをモチーフにしたものがあり、世界に一つしかない「ミッフィーの信号機」を見つけたらとてもラッキーです。
七色の虹のような横断歩道とあいまって、おとぎの国の雰囲気を街並みに溶かし込んだ様子は、ミッフィーファンでなくとも魅了されるのではないでしょうか。
ミッフィーの誕生秘話
生みの親であるディック・ブルーナさんが家族と出かけた際に、海辺で出会った野うさぎをモチーフにミッフィーを生み出したとされています。
ミッフィーのお話のなかに出てくるスナッフィーという名前の犬も、ディック・ブルーナさんの愛犬をモデルにしているとのこと。
最初は子どもたちを寝かしつけるための小話として、小さなうさぎの物語を創作したのがお話のはじまり。
日本ではミッフィーはうさこちゃんというタイトルで絵本になっていますが、オランダでも”うさちゃん”という意味であるナインチェという相性で親しまれていますよ。
ミッフィーの作者によるシンプルな世界
ミッフィーの絵本を見ていて、とてもシンプルながらどこかあたたかい、そしてさまざまな想像が膨らんでいく…。
読み手がお話に入り込むための椅子を用意してくれているような感覚になったことはないでしょうか。
作者であるディック・ブルーナさんは、シンプルだからこそ生まれる想像力を重視していたと言われています。
何も描き込まれていない背景に子どもたちはお花畑を見たり、晴れ渡った空を見たりするのでしょうね。
その想像力を掻き立てるあたたかなお話の数々…それぞれ読まれる国によって、子どもたちが想像する背景にも違いがありそうで、なんだかおもしろいですよね。(おわり)