ケージの中にいるうさぎ。
温度管理をして、ごはんも水もしっかりあげているから安心・・・と思いきや、思いがけない事故があります。
それが、異物誤飲。
ケージの中に置いてあるものをかじって、食べてしまうことがあるのです。
ケージの中でよくあるのが、ペットシートの誤飲。これについて紹介します。
ペットシートを食べた・・・
うさぎはなんでも口にしようとします。
歯を削るといううさぎ本来の本能がありますからね。
そして歯で削って、そのまま飲み込んでしまうこともあるのです。「異物誤飲」というのですが、気をつけなければなりません。
うさぎは「吐けない」動物です。吐かせることもできないんです。
ですから、異物誤飲って特に気をつけなければなりません。
だから野菜や果物で食べられるものをチェックして与えないといけませんし、へやんぽする時、誤って口に入れては困るものを置いておかないよう注意しないといけないんですね。
ペットシートは当たり前ですが、食べていいものではありません。
高吸水性ポリマーでゼリー状のものが入っています。
・吸収材:高吸収性ポリマー・パルプ・吸水紙
・表面:ポリプロピレン(不織布)
・裏面:ポリエチレン
ポリマーは尿を吸収される役割がありますから、膨らんでしまうんですね。気をつけるべきはこの点です。
体の小さなうさぎに、そのような物が体に入るのは良くないのは当然です。
ペットシートの裏面は、下に漏れていかないように防水仕様になっています。
この素材も良くないです。
うさぎって、歯を小刻みに動かして食べますよね。でもポリエチレンってプラスチックの一種で紙状のもですから、噛み切れないまま体の中に入っていくことになります。
腸閉塞になる可能性もあるんですね。
食べてしまったのが分かったら、動物病院に連れていくか、電話で相談してみてください。
連れて行く場合は、どれくらい食べたのか、どんなペットシートを食べたのか。それを見てもらうために、ペットシートの切れ端を持って動物病院へ行きましょう。
判断に迷う場合は電話で相談してみてください。
応急的な対応も教えてくれるでしょう。おそらく、
- 水分をしっかり摂らせる(水・野菜)
- 牧草など繊維質を多く摂らせる
- 体を動かさせる
という対応を教えてくれるはずです。夜で動物病院にいけない場合も、この対策をします。そして翌日相談、受診という形になります。
ペットシートを食べたからといって、量にもよりますが、大事に至らないケースが多いです。
便と一緒に排出されます。
また、異食誤飲では、中毒症状を引き起こすものにも気をつけなければいけませんが、ペットシートには、それが含まれていません。
落ち着いて行動してくださいね。
危険が及ぶ前の対策
まずは「異物誤飲をさせない」
これが大事です。
へやんぽ中も危険なものはないか確認します。ケージの外にいる時はできるだけ見守りをしましょう。
ペットシートが大きくて四隅が上にせりあがっているようなら、届いてしまって、かじってしまう可能性があります。
大きいペットシートなら、しっかりたたんで、四隅がせりあがらないようにしておくことが大事です。
また、前もって獣医さんに異物誤飲した時はどうすればいいかについて聞いておいてもいいですね。
まとめ
うさぎのペットシートの誤飲について紹介しました。
ペットシートは盲点なんです。こんなケースがあるということを知っておいてくださいね。
うさぎは、なんでも口にしてしまう動物。気をつけてあげてください。(おわり)