「以前飼っていたうさぎが、電気コードをかじって大変だった。」
私の知り合いがそんたなことを言っていました。
テレビの電気コードをかじられたりでもしたら、ショックですよね。
また、銅線がむき出しになると危険です。ここでは、うさぎが電気コードをかじるということについて一考します。
うさぎは電源コードをなぜかじる?
現代人には電化製品がない生活は考えられません。そして電化製品には電源コードがつきもの。
テレビ、ファンヒーターだったり、空気清浄機、延長コードなど生活空間にはたくさんの電源コードがあります。
なぜ、うさぎはかじってしまうのでしょうか。
本能
うさぎは電源コードをなぜかじると言われても本能としかいいようがありません。
電源コード以外のものも当然かじります。
目の前にあるから、としか言いようがないですね。
うさぎは、ねずみやハムスターと同じように一生歯が伸び続ける動物。ですので、牧草で咀嚼して歯をこすりあわせ調節していますが、これも本能です。
本能ですから、やめさせるのは難しいのです。
かじることは本能ですので辞めさせるのは難しいというか、辞めさせるという考え方は無理があります。
電源コードのあるところに行かせない、という方法がベストです。
うさぎは狭いところが好き
電源コードは目立たないよう、電化製品や家具の後ろに置いておきますよね。
そして、その場所は、狭くて薄暗い空間です。
うさぎはそんな所が大好き。
元はアナウサギという穴で暮らしていたうさぎを改良したものですから、狭くて薄暗いところは落ち着くのです。
テレビの後ろのような狭い隙間は、入っていきたくなるのです。そして、目の前にある電源コードをかじってしまうのです。
対処法と予防法
電源コードをかじると、かじったものが体の中に入ることがありますから、健康に良いはずがありません。
また、電気ですから、感電する危険性があります。
感電の症状として、
- 接触部分が赤く腫れている
- 体がぐったりしている
とはっきりわかるものもありますが、症状が見えにくい場合もあります。軽度にみえたとしても、検査してもらう必要がありますね。
感電が疑われる場合ですが、すぐ動物病院に相談して連れていく必要があります。
感電した場合は、まずコンセントを抜く必要があります。ブレーカーも必要に応じて落とします。
まだ体に帯電している場合があるので、ゴム手袋を使い、横に体を向けます。ゴム手袋は何かと便利ですので、持っておいた方がいいですね。
100円ショップでも売っています。
尿がでている場合は、尿に触れないことが大事です。液体にも帯電しますから、飼い主さんも感電する危険性があります。
対策方法としては、
- 電源コードのあるところにはいけないようにする
- へやんぽする時は見守る
- コードにカバーをして保護する
という方法があります。
そして、かじられていても気づかないというのが、飼い主さんにとって危険な状態です。
というのも、銅線がむき出しだと、ほこりに着火して、火がでてしまう恐れがあります。
テレビの後ろなどは、ほこりがたまりやすい状態。十分注意する必要があります。
また、家電製品自体の価値も下がってしまいます。有機ELの4K、65インチのテレビを買ったのに、電気コードがかじられてしまったら、ショックなものです。
買取してもらう時も、一気に価値が下がってしまいます。
まとめ
うさぎを飼う時は電源コードに注意です。
うさぎ自身に危険が及ぶ他、火がでてしまう恐れもあります。
かじってしまうのは本能で、どうしようもないので、かじらせないよう環境を整えることが良い方法となりますよ。(おわり)