うさぎと亀の昔話には教訓が隠されている?大人もためになる話?

子供の頃、私たちは昔話を通して人生における教訓を体の中に染み込ませてきています。

舌切り雀も、三匹の子豚もそうですが、子供でもわかるような昔話なのですが、実はその奥には弱き者を助けることや、コツコツ努力することの大切さをじんわりと心の中に染み渡らせます。

私たちの人生で、この様な昔話は教訓として生きてくるはずなのですが、忙しい昨今の生活の中で、ともすればこの様な教訓めいた側面は置き去りになりがち。

そこで今日はあなたが知っている「うさぎと亀」のお話にはどの様な教訓が隠されているのかを見ていきたいと思います。

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うさぎと亀のあらすじ

「もしもし亀よ亀さんよ 世界のうちにお前ほど 歩みの遅いものはない~」という童謡にもあるように、うさぎが亀の足の遅さをからかいます。

そこで亀はうさぎに山のふもとまでのかけっこ競争の挑戦状を叩きつけます。競争の当日、二匹は同時にスタートを切りますが、が然足の速いうさぎがどんどん亀を引き離していきます。

そして亀の姿が全く見えなくなってしまったうさぎは、亀が来るまで昼寝をしようと横になってそのまま眠ってしまいます。

 

しばらくしてうさぎが目を覚ましてゴールに向かうと、ゴール地点にはすでに到着していた亀の姿を発見して、うさぎは自分が負けたことを悟ります。

これがうさぎと亀のお話のあらすじです。

 

このお話、日本の昔話なのかなと思う人が多いですが、実をいうとイソップ童話が基本となっています。

イソップ童話が翻訳されて「伊曽保物語」として江戸時代に出版され、世に広まっていったのです。

世界中にはうさぎと亀に似た童話が結構あるんですよ。

所々違いはありますが、あらすじはたいてい同じようなもので、結果は油断をしたうさぎが足の遅い亀に負けてしまうというものです。

動物園のうさぎと亀

うさぎと亀の昔話からわかる教訓

うさぎと亀の話は実は明治時代に国語の教科書で「油断大敵」というタイトルで掲載されていたのをご存じでしょうか。

なので日本人にとってはとても馴染み深い話となっています。

明治時代というと、ずっと鎖国をしていた日本が開国をして世界の列強と肩を並べようと四苦八苦していた時代です。

 

まさにうさぎと亀のシチュエーションと同じで、全てにおいて世界から取り残されている日本が亀であり、コツコツ一歩ずつ着実に進んで行って、富国強兵を目指そうという国としての意図があったのかもしれません。

現代ではさすがにそこまでの状況ではないにしても、人生のどんなシーンでも過信して思い上がるな、油断していると勝利を手にすることが出来ないぞ、という教訓を表してると言われています。

常に亀のように、時間をかけてでもコツコツ努力することこそ、人生で一番大切なことであり、どんなに勝ち目が無さそうな勝負でも一生懸命に打ち込むことが大切と説いているのでしょう。

 

思い上がらず、着実に進んでこそ、最終的な勝利を手にすることができると言っており、子供用の話とは思えないほど奥の深い内容となっていますね。

大人もためになる話?

ある会社の経営者が、うさぎと亀の話を紐解いていたのでご紹介します。

この人の解説で、うさぎと亀の話からわかることとして紹介しているのは「視点が違っていた」ということです。

つまりうさぎは亀を見ていて、亀は常にゴールを見ていたということです。うさぎは競争相手である亀ばかり見ていたから、油断して負けてしまった。

 

しかし亀はどんな状況でも常にゴールを見ていたから、一見勝てそうにない相手でも勝つことが出来たという風に解釈していました。

確かに、現代の私たちは周りの状況に流されてばかりで、自分のゴールというものを持っている人が少ないように感じます。

そのために自分以外の相手のことが気になってしまって、人生において何も目標を持つことが出来ず、気がついた時には人生の終盤戦にさしかかっていたということはすごくもったいないことなのです。

 

私たちの命にはリミットがあり、そのリミットが来る時までに精一杯自分のゴールに向かってひた走ることこそ意義のある人生なのに、うさぎのように周りばかりを気にしてしまっていてはゴールどころか自分の人生に漂流してしまいます。

人と比べる無意味さに気がつかずに人生を進めると、漂流して幸福感を感じないままリミットが来てしまいます。

 

それより亀のように自分のゴールに向かって走った方がよっぽど有益。

確かに、人と比べるから頑張ることができるという側面もありますが、固執しすぎるとのもよくないと思っています。

さて、この経営者の人は仕事で多くの経営者やスポーツ選手、科学者、作家など3,000人近くの著名人と話をする機会があり、この人たちに共通することはみんな「ゴールを目指している」ということだったそうです。

 

私たちが常識と思っていることは実はゆがんだ社会で意図して作られたものであったり、あるいは全く裏付けのないものだったりします。

そんな常識にとらわれることなく、自分のゴールに向かって一歩ずつ進むことこそ大切だと、うさぎと亀の昔話は教訓として教えてくれているのだと紹介していました。

その人の見方によってうさぎと亀の昔話の解釈は少しずつ変わってきますが、それでも根本に流れているのは、どんな状況においても腐らず、自分のゴールに向かって一歩ずつ歩めということなのでしょう。

 

ついつい短絡的な思考に陥りがちな現代の私たちに今この様な昔話の教訓が必要となってきているのではないでしょうか。

大人もためになる見方ができる話だととらえることもできますね。(おわり)

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